コテージパイ

11月のベターホーム「野菜をおいしく食べる会」のテーマは「ブリティッシュスタイル」でした。
先月はロシア料理でしたが、今月はイギリス料理というワケです。

イギリス料理といえば…フィッシュ＆チップスしか思いつきません。それに、フランス料理やイタリア料理に比べるとイギリス料理は「美味しくない」というイメージがあります…
私は10年以上前の夏休みにイギリスを旅したことがあるのですが、料理というかパブのビールとピカデリーサーカスにあった回転寿司のことが印象に残っているありさまです…

メインは「コテージパイ」
マッシュポテトとひき肉のパイ、つまりミートソースの上にマッシュポテトを重ねてオーブンで焼いたものです。イギリスではパイ生地を使わなくてもマッシュポテトで包んだものを「パイ」と呼ぶそうです。
ミートソースにはマッシュルームやまいたけ、ポルチーニまで入れてキノコたっぷりにつくりましたが、キノコを入れないミートソースでもできると思います。
マッシュポテトはジャガイモを茹でて潰して裏ごしして、そこにバター、粉チーズ、生クリーム、牛乳を混ぜて口当たりなめらかに仕上げていきます。少々力のいる作業でひと手間かかりますが、マッシュポテトはジャガイモから作った方が断然美味しく仕上がると思います。コストコに行くと「水を加えるだけでできる粉末マッシュポテト」がドカーンと大きな袋に入って売られていますが、あのインスタントのマッシュポテトがイマイチ美味しくないから、日本では肉料理の付け合わせにマッシュポテトがあまり好まれないのではないかと思ってしまいます。マッシュポテトに合うジャガイモは男爵、キタアカリです。子どもにも喜ばれる味かと思いますので、マカロニグラタンに飽きたら作ってみましょう。

それから、これもイギリスのお袋の味と言われている「スコッチブロス」
コンソメベースの野菜スープですが、押し麦が入るのが特徴です。野菜は何を入れてもいいので、冷蔵庫の余り物野菜でできます。麦を多めにするとリゾット風にもなります。

サラダはシンプルに「サラダほうれん草」だけを使い、オリーブオイルで松の実を炒めて、そこに酢を入れたホットドレッシングをかけていただきました。他の野菜サラダにかけてももちろん合うでしょう。

さて、来月は早くも12月なのでクリスマスディナーかと思ったら和食に戻って「鍋料理」だそうです。