As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

健康診断騒動

いやぁ、今日は暑かった
こんなに急に暑くなられたのではたまりません(-_-;)汗をかきなれていないですからね。
そして、4月には冷や汗😓をかきまくったので、そのことを書いてみたいと思います。

職場に提出する健康診断です。
昨年度は、当時勤めていた事業所での健康診断を受けていました。
その事業所での仕事は今年度は継続しないことになり、新たに仕事を引き受けることになった所では、4月中に健康診断書を出して欲しいと言うことだったので、かかりつけの内科で受けることにしたのです。
健康診断を自費で受けると高いので、横浜市の特定検診(タダで受けられる)と自費診療の項目を組み合わせ、自費分のみ職場から実費を出していただくことにしました。
そこでまずは市役所に出向いて特定検診の受診券を発行してもらいました。年度始めで役所はさぞかし混むかと覚悟していましたが、思ったほどではなく、役所のテレビで新元号が令和に決まったニュースを流していました。
そして後日、かかりつけ医での健康診断を受けました。健康診断対応のため、内科であっても視力や聴力を測定する機械がありました。胸部レントゲン、心電図も撮って最後は診察で終わりのはずでした。が…

「血液検査の結果はまだですが、心電図も血圧も視力も聴力も尿検査も異常は無いのですが」

と、先生は前置きして、それからしきりに胸部レントゲン写真を昨年撮ったものと見比べました。

去年は写っていなかった影が今年は写ってしまっている。おそらく肋骨か何かが重なっているだけだと思うけど、このままでは「異常無し」にできないから、CT撮ってきてもらえますか?

人生このかた、胸部レントゲンで引っ掛かったことはなかったので、この時点で血圧が相当上がったと思います。

内科が入っているビル内には、他の診療科のクリニックがいくつも入っており、そのうちの1つが所有しているCTを使わせてもらうことになりました。

そして1時間後にCTの結果を持って内科に戻ってくると、
「CTでは異常ありません。これで大丈夫だと思いますが、非常勤で大学病院から来てもらっている呼吸器科のDr.にも念のため見てもらいます。何かあったら連絡しますよ」

と言われて、すっかり安心してクリニックを後にしたのです。

ところが、早くもその翌日クリニックから電話がかかってきました。
大学病院のDr.は、胸部レントゲンの写真を見て、やはりここは精密検査をした方が良い、と言ったというのです。

おそらく乳がんの肺転移では無いと思いますが…と先生はおっしゃいますが、私の血圧はさらに上がってしまいました。せっかく今月から新しい仕事も始まったのに、それに娘も中3になって部活で中心的な立場になるのに、肺転移じゃなかったら原発の肺がんか、それとも難しい感染症か…中高一貫校だから受験は無いけど、仕事ができなくなったらツラいな…などといろいろ頭をよぎり、新しい仕事の打ち合わせも上の空になってしまいました。

電話をもらってから数日後、大学病院への紹介状をクリニックで受け取ってから大学病院へと行きました。呼吸器内科の診察を待つ間、血圧を測ってくださいと言われて腕を機械に入れたら、健康診断では110代だったのに140代になっていました。立派な高血圧です。

初診なのでだいぶ待たされた後、クリニックの院長より若手のDr.は、
「この写真を見て気にかかるのは、かつての炎症痕かと思われるこの影が、本当に過去の炎症痕なのかということです」
私の胸部レントゲン写真には、もうずっと前から過去の炎症痕と思われる影があり、それは乳腺外科の主治医からも言われたことがあります。
「そこで、あらゆる病変の可能性を洗い出すために、CTと採血をします」

「CTって、この前撮って異常無しって言われましたが」
と私は言ったのですが、
「ここのCTの方がより精密に撮れますから」
と言われて、わずか一週間ほどの間に2度もCTを撮ることになってしまいました。
採血の項目も、アレルギー関係やら結核、細菌、真菌の感染項目や肺がん腫瘍マーカーなど、試験管🧪に12本もの量を取ったのです。そしてお会計は5桁になりました💰❗

それから一週間後の午前中にもう一度病院に行くと、過去の病変で間違いないという結果が出たのです。最初の健康診断で影が写ったという場所には、このCTにも何も写っていませんでした。

まずはこれで異常無しの健康診断書を出せる、とホッとしたのですが、
「もう一度半年後にフォローアップのためにCTを撮りに来てください」
とDr.はおっしゃいました。半年後も病変が無いことを確認しなければならないというのですが、いささか被曝量が多い…最初に撮ったCTはムダだった…と思わざるを得ません。

そして、血液検査の結果を記載し、胸部レントゲンは「所見無し」のコメントが付いた健康診断書が出来上がり、無事に提出できたのでした。

2度目の大学病院の後、乳腺外科の定期検診に行き、この「肺騒動」について経過を説明したところ、

「過去の肺の病変がどうだとか、そういうことはどうにでも構わないのだけど、とにかく乳がんの肺転移が無いことがここではいちばん重要なのよ」
と先生は私がクリニックから渡された胸部レントゲン写真を見ながらおっしゃっていました。そして、改めて今回精密検査の対象となった影はもうずーっと前から存在していたことが確認されました。

8月の定期検診ではマンモグラフィーとエコーだけで、肺のレントゲンは無しにしましょう、ということで乳腺外科の検診も無事に終わったのですが、4月にかかった医療費はスゴい金額となりました…