大脱走劇

「大脱走マーチ」という曲がありましたね・・・映画の曲でしたが、小学校の時器楽合奏でやったような記憶があります。

今晩は「我が家の大脱走劇」の話です。

日曜日、ラゾーナ川崎から帰ってくると夫が玄関に虫かごのような入れものを置いていました。
土や葉っぱと一緒に中に入っていたのは・・・もぞもぞとうごめく「ナメクジ！」
どうやら試合から帰宅してから庭の隅をほじくり返して探していたようです。
「授業で使うんだ」というので「浸透圧の実験でしょう？」と聞いたらやはりそうだとのこと。
「ナメクジに塩をかけると溶けてしまう」という話、アレを実際に生徒の前でやってみようというのです。（正確には、塩をかけることによってナメクジの体内の水分が外に出てしまうんです。それで見た目が縮んでしまうので「溶けた」ように見えるというわけ）

今朝夫はその入れ物を持って出かけました。
そして、昼前くらいに携帯にメールが・・・

「おかしいな、５匹入れたはずのナメクジがどれだけ探しても１匹しかいない」

なんだってぇ～！！てことはナメクジは・・・箱から出て・・・

ナメクジはカタツムリの殻のない版だって？！そんなこと言われてもイヤなものはイヤだ。
脱走して靴箱にでも入ってたらどーするんだ。まして靴の中からこんにちはなんてされた暁には・・・！
（これ以上書くと不快感を覚える方がいらっしゃると思うのでこのあたりでやめておきます）

飲み会で11時過ぎに帰宅した夫は「ナメクジの体張った浸透圧実験」は見事成功して、生徒たちは浸透圧についての理解を深めてくれたと語っていました。
「ですから、残ったナメクジたちはどこにいるんですか？」と聞くと夫はそこいらへんを探し始めました。探すこと10数分。

完全に乾燥してしまったナメクジが３匹、靴箱の中から見つかりました。

箱の外へ脱走を試みたものの、水分がみんな飛んでしまったのでしょう。庭の土の中にずーっといたらこんなことにならなかっただろうに、ちょっとかわいそうな気がしました。

しかし、靴箱の中に入ったら困る可能性のあるものを玄関の周りには置かないでいただきたいものです。