As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

歯医者さんは突然です

昨晩、ガムを噛んでいたときから「予兆」は感じていました。
今朝、朝ご飯を食べていると唐突に固いものが舌にあたりました。

「やっぱり取れちゃった…」


右の上の奥歯の詰め物が取れてしまったのです。かなり深く削って詰めた歯なので、詰め物がなくなると空気だけでもスウスウします。水を飲むと・・・さっそくしみてきます(泣)
でも、今日は「今月のカウンセリング勉強会」お手伝いミニバイトの仕事始めでもあります。

娘をいつもの保育園に送り届けたあと、出発までまだ時間があるので広げたのが「タウンページ」

土曜日の午後、診療をやっている歯科医院を探しました。多くの歯医者さんは土曜日の診療は午前中で終わってしまいます。でも私が今日の仕事を終えてから行くとなると午後6時くらいまで診療をやっている歯科医院を探すしかないのです。
それでもいくつかの「土曜午後診療あり、急患応需」という診療所が見つかりました。

とりあえず処置してもらえるか電話をしてみますが、まず1軒目。


私「詰め物が取れてしまって食べるのにも困りますので、今日の午後処置していただきたいのですが」
受付の女性「予約の方でいっぱいです」

そうなんです。歯医者さんってなぜか「予約の患者さんで一杯」だから急患を受け入れてくれないところが多いのです!

そりゃ、私も何度も歯の治療をしてますから、一度歯医者に通い始めると次回の診察予約をして何度も通うことになりますのは分かります。でも、急に歯が痛み始めることだってあるわけです。
それなのに・・・予約で一杯なので受け入れられませんって言われてしまうんですよね。

電話に出た受付の女性は「当日の患者さんは受け入れられません」というばかり。
私も食い下がりました。「あのですね。タウンページに急患応需と書いてあるんです。詰め物が取れてしまった処置を早くしていただかないと、飲んだり食べたりするのに困るんですが」
受付の女性「今までにかかられたことありませんよね」
私「こちらには引っ越してきてまだ時間がたっていませんから、かかりつけの歯医者はないんです。詰め物をした歯は以前に住んでいたところで治療していますので」
受付の女性「では、来週火曜日はいかがでしょうか?」
私「もう結構です。他をあたりますので」
ガチャ。向こうから電話を切ってしまいましたよ!

そういえば学生のころ、急に親知らずの周りが腫れてきて痛みだしたことがありました。親知らずが生える時に歯茎が疼く痛みも相当なものですが、当時のかかりつけの歯科医院は、予約が取れるのは1週間先ですの一点張り、その時も半泣き状態でタウンページ片手に飛び込みで診てくれる歯医者を探したものです。

そして、2軒目の歯科医院。土曜診療7時まで。急患応需、としっかり書かれています。
ところが・・・

何度かけても「おかけになった電話番号は現在使われておりません」


気を取り直して3軒目。ここでも1軒目と同じ会話が繰り広げられました。
受付の女性「予約が取れるのが3週間先です」
私「急患応需となっているからお電話しているのですよ。詰め物が取れてしまった歯で3週間待てませんよ」
受付の女性「では、応急処置だけでもよろしければ、予約の患者さんの間にお入れいたしますが・・・ずいぶんお待ちになるかと思いますが」
私「それでもかまいません。応急処置だけでもしていただければ食べられますから」

こうして、午後6時にこの歯科医院へ行くことになりました。
勉強会のお手伝いの仕事は4時半に終了したので、予約時間にはかなりゆったりと余裕がありました。
歯科医院へ着くと・・・ぜんぜん待合室は混んでいません。他に予約の患者さんはどこにいるのでしょう?すぐに診察室へと呼ばれました。

私は取れてしまった詰め物を持ってきていたので、もう一度接着剤で付け直すことになりました。
歯に残っていた接着剤のかけらを削り取ると、神経にダイレクトにさわってしみること!!

こんな状態で何週間どころか何日も待てません。

新しい接着剤を入れて詰め物をもう一度入れなおしました。
先生は「これでもう一度使ってみてください。また取れてしまうようならば、今度は詰め物を作り直しましょう」とおっしゃいました。

そうこうしているうちに、隣の診察台にも患者さんが来たようです。
看護師さんが先生に問診票を見せています。「急患の初診の方です。ブリッジがとれてしまったようで・・・」
やっぱり、私みたいに急遽診察が必要な患者さんも多いのでしょう。あんなに予約の患者さんでいっぱいだと受付の女性は言っていたのにこの日歯科医院で「予約の患者さん」は1人も見ませんでした。

でもまずは、無事に歯の処置がすんでよかったです。