As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

消しゴム

予想に反して、関東では雪が降りませんでした。

が、あまりにも寒いので今日は1日引きこもってしまいました。

1日中なんら生産的ではなくダラダラと最低限の家事とつけっぱなしのテレビ(情けないなあ)、そして娘と交代でDVDやら録画してためておいたテレビを見ていました。

ということで、見たDVDの感想です(ネタバレ箇所があるので注意!)


大ヒットした韓国映画実は私が韓国映画を見たのは初めてでした。しかも、DVDをレンタルしたのではなく、「韓流」にハマっているという方がDVDを焼いてきたというのでそれをいただいたのです。日本で劇場公開されているものは117分となっていますが、私が見たDVDは「拡大版」となっており、2時間半近いものでした。

と、ここまでは余談でして。

おおよそのストーリーは知っている人が多いでしょうか。この映画の数年前に日本テレビで放送された永作博美緒形直人が主演のドラマPure Soul〜君が僕を忘れても〜」は私も断片的に見た記憶がありました。若年性アルツハイマーに侵された妻と献身的に支える夫の物語です。
映画はこのドラマのリメイクなのですが、日本で放送されたドラマとはずいぶん違う角度で作っているような気がします。

社長令嬢のスジンは妻子あるヨンミンと駆け落ちをしようとプラットホームで待ち合わせをしていたのに、結局彼が現れることはなく、失意のままに入った「ファミリーマート」で後の夫となるチョルスと運命的な出会いをします。チョルスは将来の建築士を目指し、工事現場で働く無愛想な大工。2人の住む世界は全く違っていたのに、いつしか2人は強く惹かれあいます。
映画では、主役2人が結ばれるまでのストーリーにかなり長い時間をかけています。やがて幸せな新婚生活が始まります。しかし長くは続きません。もともと忘れっぽいスジンが、家に帰る道のりを分からなくなったり、夫のお弁当を2つ持たせてしまったり・・・それすらチョルスにはいとおしいものであったのに・・・不安になったスジンが医師から下された診断は・・・
後半の病気の進み方があまりにも急激で、正直「ベタ」な作りだなと思えた部分もあるのですが、スジンも、チョルスも感情がストレートに描かれていて、まさに直球の純愛なのです。
「冬ソナ」もそうなんだけど、韓国ドラマや映画にはきっと最近の映画やドラマには出てこないストレートな感情が描かれているから、特に一昔前の邦画を知っている世代の方々に熱狂的に受け入れられているのかもしれませんね。
ラストシーンの場所も・・・そこを選ぶのか、と違う意味で感動したのでした。