As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

きれいな言葉で主張したい

私はたまに(というかしょっちゅう?!)ネットサーフィンでブログめぐりをしているうちにあっという間に時間が過ぎ去ってしまうことがあるのですが、サーフィンしていくといろんな分野のブログがあり、本当に身近なものになっていると思います。会社などが新着ニュースを知らせるオフィシャルなものもあれば、日々の生活をつづったもの、そしてあるテーマについてのブログなどです。
ところで最近、人(もちろん見ず知らずの人)のブログを見て久しぶりに大変読後が不快になったブログがありました。私の個人的な感想なので、私からそのブログについて具体的なことは書きませんが。

そのブログは、ある女性が個人で持っているブログのようです。医療問題に関わること(がん医療とは異なる分野です)を主題としており、関連ニュースについての感想や問題提起めいたことを書いているのですが、私がこのブログを拝見して強く感じたのは、
ある問題について自分の考えを主張したり、提言するにあたり、まずは言葉遣いから。
ということでした。相手の顔も声も分からないネットという場なのですから、第一印象を決めるのはブログの「言葉遣い」です。いくら世論に反映させたいと思って、世間のコンセンサスを得られる内容のことを言っても、言葉遣いがなっていないのでは世に伝わることはありません。どうもブログのご本人は、この言葉遣いが「筆者の味」のように勘違いしていますが、とんでもないと思いました。
自分の主張というよりは、記事やニュースに出てくる人物へ対しての「個人攻撃」ばかりが目立つブログです。本人は理論的に論じているかもしれないけど、個人攻撃になってしまうと、それはただの感情論、ヘタすれば名誉毀損にしかなりません。もっともあくまでも個人のブログですから、攻撃された相手もいちいち本気で相手にしていないでしょう。そんなブログですので、筆者に共感するメッセージに対してしか好意的なコメントは返していません。ちょっとでも筆者の姿勢に疑問を投げかけるものに対しては、「ご勝手に!」といった逆ギレコメント、そして筆者のシンパが応援のキレコメント、それに対して感謝を述べる筆者・・・

あまり詳しく書いてしまうのも難なので、1つだけにとどめますが、一番不快に感じたのは、
ある学術シンポジウムの記事を紹介していたものでした。自分がブログで主張したい主義と異なる見解を持っているパネリストに対し、
精神医療を受けるべき、病棟に隔離するしかない。
とブログの管理者は主張しているのです。

なんだか、ものすごいストレスでした。
というのも、筆者は自分のブログが大手掲示板○ちゃんねるとは違い、自分はこの主張を世論に反映させていきたい、という立場で書いているからです。

筆者の考えに異論をとなえるコメントに対し「読むのがイヤなら読みにくるな!」と返してしまうような筆者ですので、私はもう見るのもイヤになりましたが、ネットを利用して誰もが自分の考えを世間に公開できる、しかも匿名性が高い、というのは新たな問題点も生み出していると思います。

もっとも、このブログ上で「名誉毀損」された人々はわざわざ真剣に取り合うこともないと思いますけどね。