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容疑者Xの献身

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容疑者Xの献身 監督:西谷弘 主演:福山雅治柴咲コウ堤真一


去年秋に大ヒットしたドラマ「ガリレオ」シリーズの最新作の映画化!
映画のポスターには「ガリレオ」という文字は含まれていないのに、公開前から期待が高く、そしてその期待を裏切らない作品となっているようです。

私も前評判から気になって仕方なかったのですが、テレビのガリレオシリーズも見ずに映画だけ見ても良さが分からないのでは?と思い、まずは原作を読みました。その昔はミステリーはよく読んでいたのですが(特に好きだったのは、綾辻行人さんの「館シリーズ」)すっかり小説から離れてしまった私にとっては、東野圭吾さんの作品は初めてです。

読み始めたらとまらずに、いろいろな雑事で読書が中断されるのももどかしく、最後は家事を放棄して読みきりました!すごい、ミステリーでドキドキするなんて何年ぶりだろう?そしてガリレオシリーズの再放送が始まりました。福山クン演じる湯川先生は、容疑者Xの原作に出てくる湯川先生とは最初一致しないようなものを感じたのですが、次第に福山クンが湯川先生にぴったりと合ってきて、そのイケメンぶりとキャラクターのギャップに引き込まれていきました。

そして、容疑者Xの献身なんですが。

福山クンの湯川先生は、ドラマと同じようなところもありますが、新たな面をたくさん見せてくれます。
荒唐無稽な事件を解決する、というよりも「より人間ドラマ」っぽくなっています。
とはいえ、原作を読んでいる私にはあらかじめトリックや犯人は分かっていますが(映画版は微細なところは原作と異なっている部分がありますが、大筋は原作に忠実です)やはりトリックがすべて明らかになる部分はビックリです。
「ありえない」と湯川先生はよく言うけど、まさに「ありえねー」です。

でも、でも。この映画は。

福山雅治クンの映画じゃない。堤さんの映画です!

天才数学者、石神哲哉の姿をこれでもかというくらいに見せてくれます。
クライマーズ・ハイでの堤さんとはまた違った、別の意味での魅力がたくさんある堤さんですよ。


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ちなみに。今日は「幼稚園の保育参加」でした。
フツウ幼稚園や保育園の保育参観といえば、クラスの保護者がいっせいに集まるでしょう。
最近はパパも来られるように土曜日に設定され「親子参加型」の保育を行うところも多いでしょう。
また、9月の敬老の日付近では「おじいちゃん、おばあちゃんの参観日」を設けているところもあります。

しかし、やはりこの幼稚園は他とは違います・・・
「普段の雰囲気をできるだけ壊さない」ように、保育参加はクラスの保護者が「数人ずつ」呼び出されます。そして全員が来られるように、何日にも分けて設定されるのです。「保育参観」ではなく、あえて「保育参加」という表現を使います。
とはいえ、たとえ数人の保護者でも子どもにとっては「いつもと違う」のですが。

そうして、うちの娘の保育参加の日は今日でした。夫が仕事が休みとなる水曜日です。
保育参加は「子ども一人につき保護者一人でお願いします」と先生から言われていました。これも「あまり多くの人が集まると普段の雰囲気が壊れてしまうから」なのです。

そうなると、当然のようにこの幼稚園OBの夫は「自分が行く」と言いはじめました。
保育参加はこれから毎年ありますが、自分の仕事が休みのときに設定される保障はありません。だから今年が最初で最後のチャンスかもしれないから、自分が行きたい(それに、娘の担任のY先生も好きだ♪)

分かったよ。私は来年以降に保育参加の権利を譲るよ・・・先週、そのように先生に告げてパパに保育参加に行ってもらうことになりました。パパはとても楽しそうに幼稚園に出かけていきました。

こうして水曜の午前中にヒマになった私は、レディースデーで映画館にフラフラと行ってしまったのでした。おしまい。