As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

お参り

さっきNHKの「プロフェッショナル」で聖路加国際病院の中村清吾先生をとりあげていましたね。
私は全部をしっかりとは見られなかったので、深夜に再放送があることを期待したいと思います。

中村先生は聖路加病院のブレストセンター長をされていらっしゃいますが、最近は中村先生以外のドクターが患者さんを直接診られることが多いと聞いています。聖路加病院の患者さんの代表格といえば、アグネス・チャンさんに山田邦子さんですが、お2人ともに主治医は中村先生ではなくその下にいる矢形先生だと聞いたことがあります。
以前に比べたら、中村清吾先生が患者さんのベッドサイドに来ることは少なくなったかもしれません。だけど、先生が番組中でもおっしゃっていた「患者の人生に 寄り添う」こと。患者としてそんなドクターに出会えたら幸せです。

先日、何かの話の流れで急に園ママが「病気はせずに過ごしたいわよね。働いていた時の同僚が、乳がんで亡くなったわ。お乳を全部取ったのに助からなかったのよ。怖いわよね・・・」そして「あなたは結婚してからも仕事優先だったからすぐに子供産まなかったんでしょ?私はなかなかできなかったから、辛い気持ちも分かるつもりよ」

・・・人には気安く話さない事情というものがあります。
私だって、みんなが内に秘めている事情までは読み取れません。それと同じように、私の中にチラリとも見せずとも振舞えるようになった事実があることは、誰にも分からないのかもしれません。
子供を介さないコミュニティーだったら、そんなシチュエーションの時にどう出るのか分かりませんが、少なくともここでできることは、あいまいな表情を浮かべるだけなのです。
子供には、いずれきちんと向き合う時が来るでしょう。でも、子供というクッションのもとに成り立っている人間関係では「そのこと」を話さないメリットが上回る限り、たとえ別の誤解を受けたとしても、話すまいという軸ができてしまいました。自分がどれほど辛かった経験をしていても。

さて、急遽決まったのですが、入梅前の今日はクリニックの友人と一緒に2年前に旅立ったKさんのお参りに行ってきました。
旅立ちからもう2年、昨年横浜を一望できるお墓に納骨されてから1年になります。
月日が経つのは早いです。そしてKさんのいらっしゃる場所に来るのは久しぶりになりますね。お線香になかなか火がつかなくて焦っていたら、墓地の整備をしていた業者の方が強力なチャッカマンを貸してくださったので助かりました。
Kさん、これからも眺めの良いこの場所でみんなのこと見守ってくださいね。

お参りの後、とうふ料理 八かく庵にて「平日限定☆レディースランチ♪舞妓膳」をいただきました。
お豆腐料理ばかりでヘルシーなはずだけどものすごーく満たされてしまいました。Kさんのことを感じつつ、クリニックの友達のことを思いつつ、そして先生の話でも盛り上がっておしゃべりが尽きないランチでした。お豆腐の会席御膳だから、時間に追われずにゆっくりしゃべりながらいただけたし。

またKさん、近くに会いにきますから。おやすみなさい。