As You Like It     ~気が向くままに~

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女の子ものがたり

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朝イチだったけど見ておきたいなと思った作品です。
西原理恵子さんは「毎日かあさん」のイメージなのですが、彼女の自伝的な作品であることと、主なロケ地が愛媛だったというのに惹かれました・・・

女の子ものがたり 監督:森岡利行 主演:深津絵里大後寿々花福士誠治


36歳の漫画家の高原菜都美(深津絵里)は、昼間からビールを飲み、たらいで水浴、ソファで昼寝をするなどスランプから抜け出せない生活を送っていた。新米編集者の財前(福士誠治)にも愛想を尽かされ、キツイ一言を言われてしまうが、幼いころに過ごした友だちとの思い出にふけるうちに、菜都美の心が徐々に変化し始める。
スランプから抜け出せず自堕落な日々を過ごす“アラサー”の漫画家が、少女時代の友だちとの思い出に励まされ生きる元気を取り戻していくガールズ・ムービー。漫画家・西原理恵子の同名ベストセラーを原作に、『子猫の涙』の森岡利行が脚本と監督を手掛け、ノスタルジックなドラマを紡ぐ。人生の絶不調から立ち上がる主人公を『博士の愛した数式』の深津絵里が好演。彼女の透明感あふれる演技と、風光明媚(めいび)な愛媛県の自然がさわやかな感動を呼ぶ。

主演は深津絵里さんとなっていますが、実の主演は主人公の高校時代を演じた大後寿々花さんと、小学生時代を演じた、あのちびまる子ちゃん役の記憶が新しい森迫永依ちゃんです。

自分の体験ではないのに、何か懐かしさがよみがえります。
女の子の友情って、こんなだったなー、みたいな。
何か負の連鎖を感じてしまう、現実の切なさとか重さがあるんだけど、パステルカラーに塗られてしまった少女時代。あのころは、自分たちの未来がよく分からなくて、不安で、でも今の友だちがこれからもずっとずっと一緒に人生を共にすると思っていた。でも、いつか自分たちの道を歩き始めなければならなくなって・・・私も、今では人生の道がすっかり遠くなってしまって、いつしかバラバラになってしまった友だちのことを思い出しました。これからの人生、彼女たちと再び会うことはないかもしれないけど、でも彼女たちのような友だちを作ることはできないだろうな・・・今もつながっている新旧の友人たちもとても大切だけど、かつて人生が交わったことがある友だちとの出会いが、今の自分を作っているかもしれないんだよね。

でもちょっとだけ言っちゃうと、なつみの幼いころからの友情物語と今のスランプに陥っているなつみがどうやってつながっているのか分かりにくくて、現在のシーンに戻るたびに、なつみの話が途切れてしまっている印象を受けたのが残念です。