As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ちょっと・・・!映画館でこれはアリなのか?

20世紀少年」を見に行きました。平日の昼間だったので、館内は空席が目だっていました。

私は比較的後ろの座席に座ったのですが、予告編が終わるころ、ベビーカーを押して若い女性と年配の女性が入ってきたのです。その人たちは私のすぐ後ろの座席に座りました。
「ウソでしょ・・・!」と思いました。ベビーカーには明らかに小さい子どもが乗っていたのです。そして大人2人のひそひそ会話から、子供の母親とその母親(祖母)の3人だろうと推測できました。

案の定、子どもが黙っていたのは最初の10分くらいだけで、すぐに声を出したりぐずり始めました。
ところが、子どもを連れ出す気配がありません。
座席からは立ちましたが、最後部座席のさらに後ろの方に行って、ドア付近に親子がいるのです。そして子どもは少し広いスペースを歩き回っているのです。はっきりいって足音がパタパタ聞こえるのです。
ついに子どもは大泣きし始めました。さすがに母親が子どもを連れて外にでたようですが、しばらくすると戻ってきて、また子どもが泣いて、の繰り返しです。おとなしいときにはお菓子をポリポリ、袋をガサガサ・・・
私はこのあたりで席をそーっと立って前の方に移動していました。

この映画は、エンドロールが終わった後、さらに本編が10分続き、衝撃のラストとなります。

その10分の間、子供のぐずり声が響き渡っていたのです。
お母さんは「ともだち」の正体が知りたいのか、出て行こうとはしませんでした。

え?何なの?!映画館でそのマナーってアリなの?!

私は最初から20世紀少年に娘を連れて行こうとは思いません。
(第1章、第2章は家でDVDを見ていたので、娘は映画のポスターを見て「ともだち?!ともだちは頭に巻いてるタオルを外すの?!」とか聞いてきましたけど)

子供向け映画には子どもと一緒に行きますが、たとえ子供映画であっても、場内でぐずったお子さんはたいていの場合親が外に連れて行きます。
それなのに・・・ベビーカー押して親子3代一緒に来ないで、お母さんと祖母は別々に来れば解決するのではないでしょうか?(別々にはなれない事情があったのか?!)平日の昼間なら人が少ないから大丈夫だと思ったのでしょうか?!

と私は率直に思ったわけですよ。
ざわざわしつつも映画の内容をざっと楽しみたいのであれば、DVDレンタルすればよいことではないでしょうか?スクリーンだからこそ味わえるものがあります。そもそも、こんな状態では母親も劇場でゆっくり楽しめないでしょうに。

終わったあと、その親子に面と向かって苦情を言ったお客さんはいませんでした。
私は映画館の入り口の係りの人に「小さな子どもが騒いで集中できなかった方が多いのではないでしょうか?」と言ったのですが「年齢制限はしていませんので・・・」と言われただけでした。
確かにこの作品には、いわゆる「R指定」はついていなかったので、たとえ赤ちゃんでも入場を断ることはできないのでしょうね。

小さい子どもと一日中向き合って、たまには息抜きに映画を見たくなる・・・その気持ちはとても共感できるものがあります。でもやっぱり、家庭とは違う場所ですから、そこにはマナーがあると思うのです。
やっぱり、大勢の人が集まる場所ではその場所のマナーを守ることがお互い気持ちよくいられるためにも必要だと思います。

★ちなみに、TOHOシネマズの劇場ではママズクラブシアターという、大人向けの映画を子連れで見ることができるサービスをやっています。赤ちゃんが泣いてもお互いさまで、ママもリフレッシュできますね。このようなサービスを行っている劇場がもっと増えるといいなぁと私も思います。

では、肝心の「20世紀少年」の感想はまた今度♪