カフェにて 続き
この話、昨日の続きなのですが-
カフェの女主人の方が、小さなおにぎりのようなものをお皿に持ってきました。
「新しく始めた玄米ご飯です。どうぞ試食してみてください」
よく見ると、小豆が入っていてお赤飯みたいな色をしています。
口に入れると、玄米とは違ったもっちりとした食感(フツウ、玄米はプチプチした食感のものが多いと思う)、炊き込みご飯かと思うほど、味がしっかりついているなという印象でした。
「このご飯は、特別な方法で炊き上げたものです」とまたもウンチクのような話が始まりました。
・・・まてよ?!
ここで、ワタクシの頭の中に「」が浮かびました。
それと同時に「これは・・・トンデモが入っているのではないか?」とチラリと思ったのです。
それに、ゲルマニウムって食品に含まれていて「良い」ものではないように思うのですが・・・
さらにご飯の効果の話は続きました。
「炊きあがった玄米ご飯は、冷凍したりしないでおうちの炊飯器の中に入れて保温しておいてくださいね。酵素により発酵がすすみ、いっそう身体に良いものになります。食べ始めたころは、するすると身体の中に入ってしまうのです。これまでに、身体が取り込んだ悪いものを解毒してくれますよ。今の時期、放射能汚染から身体を守るのにいいですよ」と。
炊飯器の中にご飯を入れておくと、発酵するのでしょうか?!
それに、酵素は「触媒」作用をするわけであって、発酵させる作用はありません・・・
いや、そもそも言葉の定義が違うのでしょうか?
一緒に行った知人は、家に持ち帰りたいので購入させてくださいと頼んでいましたが、
私はどうにも腑に落ちず、購入はしませんでした。
小豆と玄米で、放射能汚染が除汚されるということはあるまい・・・
そして、会計のとき。頼んだ玄米ご飯を、よくお赤飯とかを入れて売っているパックに詰めたのですが、
そのときに、ちょっと衝撃的なことを聞きました。
「こちらは、今日炊き上がったばかりのもの」・・・見るとさっき試食したご飯よりだいぶ薄い色をしています。
「そして、お持ち帰りいただくのは、発酵が始まってから3日たったものですよ」
つまり、さきほど試食したおにぎりは、3日前に炊いてずーっと電子ジャーに入れっぱなしになっていたものだったのです。
夜、夫にその話をすると。
「炊飯器の中でご飯が発酵って意味が分からない。発酵させるには微生物がいるけど、圧力釜→炊飯器で保温、の最中のどこで菌が入るのか分からないし、たとえ入ったとしても炊飯器の保温状態じゃ温度が高すぎて発酵できない。炊飯器の中のご飯はただ炊飯器の中にずーっと入っているだけだよ」
ってことは・・・つまりあの「小豆ご飯」のお赤飯のような色は。
単に電子ジャーに入れっぱなしで、変色しただけってこと?!
白米だって、ずっと炊飯器を保温にしておけば、いずれ変色して黄色くなり、やがては茶色くなりますから。
「3日前に炊いた玄米ご飯、食べたい?」と聞くと夫は即座に「いらない」と答えました。