神様のカルテ

 

今週は暑かったり寒かったり、ホントにアップダウンが激しかったです
娘を耳鼻科に連れて行ったら、先週はめちゃすいてたのに、今週はめちゃ混んでました

風邪ひきさんが続出ですね…でも明日から３連休！晴れそうだ

さて、先月見た映画の今ごろレビューです。
この作品、夏真っ盛りの頃からさかんに宣伝されていました。

 

 

神様のカルテ　　監督：深川栄洋　主演：櫻井翔　　宮崎あおい

自然あふれる長野・松本の本庄病院で、内科医として働く栗原一止（櫻井翔）。24時間365日体制で医師不足の問題を抱える病院で、前向きな職員たちと共に診療をこなす一止にとって、最愛の妻・榛名（宮崎あおい）らと語らうことが日々の楽しみだった。そんなある日、一止はある患者と出会い、人生の岐路に立つこととなり……。

アイドルグループ嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦を演じ、地方医療の現実と向き合いながら成長する医師の姿を描く感動のヒューマンドラマ。口コミで人気が広がり、「ビッグコミック」誌で漫画化もされた夏川草介の小説を、『60歳のラブレター』『白夜行』などで注目を集める深川栄洋がメガホンを取り映画化。要潤や原田泰造、柄本明など豪華な共演陣が脇を支えた珠玉のドラマは必見だ。

嵐の櫻井君が主演、宮崎あおいちゃんも出てくるとあれば期待していたのですが…

まずは櫻井君が出てきた時点で「この髪型はナシでしょ…」

櫻井君が扮する医師が成長していくドラマではあるのですが、その成長ぶりがぐいぐいと引きつけてくれるものにあまり感じられなかったです。なんだか人は良さそうだけど優柔不断な医者だなぁというか。患者の側に立てば心地よいのかもしれないけど…妻の宮崎あおいちゃんの方が、カメラマンとしての自分をしっかり持ってて、作品中のエピソードを通じて成長したように思いました。

櫻井君夫妻は廃業した旅館の一室で新婚生活を送っているわけで、そこには男爵さんとか学士殿とか呼ばれる住人がいるんだけど、映画だけではなんだか浮き世離れしたフシギな空間で、こうすることの意味があるのかなぁ、と。きっと原作を読んだらまた違った世界になるのでしょうね。

櫻井君のカルテを「神様のカルテ」と読んだ末期のがんと診断された加賀まり子さん、この映画を見たのが「江」と同じ時期でなければ、もっと素直に感情移入できたのに…
彼女の表情の奥に「おのこが！おのこが！」と叫んでいる大姥局が見えてきちゃったのでした。