As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

わが母の記

 
関東の晴天も今日までのようです。明日からは洗濯が楽しくなくなりそうですね…

今日な昼間は、幼稚園で一緒だったママさんたちとバーゲンに行っていました(誘ってくださった方が案内状をもらっていたので、誰もが行けるオープンなバーゲンではありません)。
正直行く前は「お付き合いで少しだけ見せてもらおう」くらいの心境でしたが、いざ会場についたら一番本気を出したのがワタクシでした(笑)
だって、正規の値段で20000円近いスカートが3000円だったのですよ!
フォーマルのワンピースも10000円程度で手に入り、他にも靴や娘の服もいろいろ買って、元の値段が10万円くらいしそうなところを2万円代で済みました。カードの引き落としは、ボーナス後になるでしょう。
フォーマルはピアノの演奏会で着るのにもいいかなぁ~と。その前に曲を決めなさいって感じですが。
でも久しぶりに買い物に満足感を得て、主婦だなぁと思った1日でした。
その後荷物を抱えて中目黒までプチVOLサロンに行ったのですけどね。
 
ようやく本題。映画レビューです。
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昭和39年。小説家の伊上洪作(役所広司)は実母の八重(樹木希林)の手で育てられなかったこともあって、長男ではあるが母と距離をとっていた。しかし、父が亡くなったのを機に、伊上は母と向き合うことになる。八重もまた消えゆく記憶の中で、息子への愛を確かめようとしていた。
敦煌」「天平の甍」などで知られる小説家・井上靖が自身の家族とのきずなを基に著した自伝的小説「わが母の記」を、『クライマーズ・ハイ』などの原田眞人監督が映画化した家族ドラマ。老いた母親との断絶を埋めようとする小説家の姿を映し、母の強い愛を描いていく。主人公の小説家には役所広司、母には樹木希林、そして小説家の娘に宮崎あおいがふんし、日本を代表する演技派俳優たちの共演に期待が高まる。
 
昭和の高度成長期に向かいつつあるノスタルジックな風景、家族のあり方が心に染み入ってくるようでした。特に宮崎あおいちゃんの演技はどの作品でも期待を裏切らず、キラキラしています。わが母、を演じた樹木希林さんの存在は絶大です。「東京タワー オカンと僕と…」の時も母の心がしみじみと伝わってきて感動したのですが、今回は更に老境に達して、記憶はなくなってしまっても想いだけは残るさまを見事に演じていたと思います。

でも、何ていうのかな、今回のテーマに「主人公は少年時代に母親から捨てられたとずっと思っている」というのがありますが、母の息子への想いはずっとそのままなのにどうして気がつかないのかなぁともどかしい思いのまま終盤まで来てしまったように感じました。それだったこそ、主人公は作家として大成したのだと思うのですが。