As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

アンナ・カレーニナ

サザンが復活したというニュースでは、気分が上向きになりません。
 
シンシン、偽妊娠だったみたいです・・・
いや、秒読みとか言ってからちっとも出産のニュースがないので、もしやとは思っていたのですが・・・
娘は去年みたいに赤ちゃんパンダが生まれても死んでしまうニュースよりは、偽妊娠の方がショックが少ないと言ってます。だから、シンシンの展示が再開されたら上野行こう、と
 

そして、ネット上のコメントを見ていたら、

「白浜のアドベンチャーワールドにはパンダの『ビックダディ』がいるぞ」

と書いてありました・・・
 
リーリー、来年もガンバレ(笑)
 
では、パンダとは何も関係ない映画の感想をいきます。
 

 
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19世紀末のロシア。政府高官カレーニンジュード・ロウ)の妻にして、社交界の花として人々から注目されるアンナ・カレーニナキーラ・ナイトレイ)。しかし、華やかな生活の裏で夫との愛なき結婚に空虚なものを抱いていた。そんな中、彼女は離婚の危機に陥った兄夫婦の関係を修復させようと、彼らのいるモスクワへ。駅に降り立ったアンナは、そこで青年将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。彼から強い思いをぶつけられて戸惑う彼女だが、自分にも彼を慕う気持ちで胸がいっぱいだった。
ロシアの文豪L・N・トルストイの代表作を実写化した大作ドラマ。19世紀ロシアを舞台に、青年将校に惹(ひ)かれたのを機に政府高官である夫との愛のない結婚や社交界から離れようと決意した女性に振り掛かる試練を追う。メガホンを取るのは、『つぐない』『ハンナ』などの鬼才ジョー・ライト。『つぐない』でライト監督と組んだキーラ・ナイトレイが、許されぬ恋に身を焦がしながらも自分らしく生きようとするヒロインのアンナ・カレーニナを熱演。実力派スターが集結した豪華な共演陣、豪華絢爛(けんらん)な衣装や美術も見どころだ。 
 
そもそも私はトルストイの文学をよく分かっていません…しかし、帝政ロシアの華やかな社交界が出てくるので、500円で見られる映画館があったので見ちゃいました。
イギリスで制作された作品だからといって、ロシアの話なのにみんな英語でしゃべっているのはどうなんだろう?とも思いましたが…
主人公のアンナを演じたのは、2009年の「ある公爵夫人の生涯」でも主役のジョージアナだったキーラ・ナイトレイ。愛の無い結婚生活を営んでいたロシア高官カレーニンを演じていたのは、シャーロック・ホームズシリーズでワトソン先生だったジュード・ロウです。
だから、この映画を見た時に「ジュード・ロウが今までと違いすぎる!」と思わず心の中でツッコミを入れてしまいました。
 
愛がない生活を送っていたアンナは、兄の浮気のために離婚の危機にあった兄嫁を見舞うためにモスクワまでいったのに、そこで自らが不倫の恋に落ちます。その相手、ヴロンスキーに振られてしまった兄嫁の実妹、キティは後に平穏な中にも幸せをつかみ、神を信じて生きていったのに対し、ヴロンスキーの愛を得たアンナは翻弄される人生を送ることになります。
前半、ヴロンスキーと一緒になるところまでは、「あんなイヤな旦那とは別れた方がいいよ」なんて思いながら見ていましたが、後半のアンナには「ただのワガママ女じゃないか・・・」と、どんどん冷めていっちゃったんですよね・・・そして誰もハッピーにならないようなあのラスト(ネタばれですが、アンナは死にます)。いや、何も失わなかったのはジュード・ロウなのか・・・
トルストイって・・・純文学って・・・と消化できないなぁ~という思いを抱えながら見てしまいました。
 
それから、この映画は少々こだわった演出をしております。
全てが「劇中劇」になっているという設定になっているのです。
敢えてそのような設定にしたのはもちろん作り手のこだわりかと思いますが、その手法もなんとなく慣れない感じがありました。