As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ハンドマッサージが…

やはり10月は「ピンクリボン月間」だけあって、早速その類いのニュースが多かったです。
体験者目線から見ると、ちょっとベクトル違ってないかい?と思えてしまう部分も無くはないが、それもあまり気にしなくなりましたね。
とはいっても、乳がんは検診で早期発見がすべてではありません。そうはならないことも多いと思いますから、早期発見だけを声高に主張するだけでは片手間かなと思います。
そういえば、昨日Yahoo!はピンクになっていなかったのですが、もうやめたのでしょうか?

というところで…
今度の週末にピアノの演奏会を控え(娘の発表会じゃなくて私のです)、同時平行でベルもやっているワタクシの肩や腕はこの時期かなーり疲労します。
そして、通っている整骨院への通院頻度も上がります。
ベルは意外と重いですから、術側の腕や背中に大きな負担がかかります(分かっていてやってることですが,術後10年過ぎたときに,自分の中で時効?!にしています。チームメンバーは,みんな今の住所に越してきてから知り合った人たちなので,指導者の先生含めて,私の病歴のことは全く知らないのです)。
 
そして,これも患者会等でしばしば話題になることですが・・・かかりつけの病医院に病歴を知らせるか,という問題についてですが,この整骨院に関してはこれまたクローズです。他にかかりつけの歯科や耳鼻科にも私は話していませんが,これをオススメするわけではないので(だって,原則はきちんと話すべきことですから)どうぞ,ご自身にとって,身体にとって最善の方法を選択していただければと思います。
近所の医院やクリニックって,診察と待合がカーテン一枚隔てただけのオープンな空間だったりするので,個人情報ダダ漏れになりそうで,ちょっと躊躇しますよね。私も術後10年以上経ったので「コレはただの肩こり・腰痛でない」と自分で判断したときにはしかるべき医療機関にかかるつもりです。そして整骨院にかかる前に,一度整形外科で病歴を話した上で診察を受け,骨の異常ではなく筋肉に原因があることを確認しています。
 
そんなわけで,ピアノの追い込みで右の上腕の筋肉がパンパンになってしまったので,整骨院へ行きました。
もちろん右腕をより酷使するので痛みも右に出るのですが,おそらく術側であることも多少は影響しているのかも?と思っています。
ついでに,先日整骨院に導入された新しいハンドマッサージの機械も使わせていただこうかと思ったのです。
すると,院長の柔道征服師のお兄さんは,「このマッサージ機は,今日みたいな筋肉のハリよりも,リンパ浮腫なんかでむくんでしまったときの方がよく効くんだよね。でも,まぁお試しでやってみる?自由診療扱いになるけど」と言ったのです。
 
リンパ浮腫・・・?!それこそまさにワタクシにうってつけではないか?!
 
よくプチVOLサロンにいらっしゃる方にはお話しているかと思いますが,なにせ手術が13年前ということもあり,ワタクシのリンパ節は,現在ではここまで取ることはないであろうというくらい郭清されています。レベル3,鎖骨下まで取られているのですが,それでも幸いにリンパ浮腫は表立って現われていません。整骨院の先生も私の術側の腕がむくんでいるとはいいません。だから楽器をやっている,というところなのです。
 
出てきたマッサージの機械は,乳腺外科のクリニックにもおいてある「ハドマー」でした。
腕用と脚用があり,大学病院等でも使われているといいます。そりゃそうだろうな・・・
そして,初めてハドマーに術側の腕を入れてみること10分間,心地よい刺激と血流が流れる感じについウトウトと眠くなってしまいました。
この整骨院に,乳がんの術後のリンパ浮腫で通っている方が多いとは思えないのですが,ハドマーはリンパ浮腫以外にも筋肉疲労等に効果がある,と他の接骨院のサイトに書いてあったので,そういう目的で導入している施設はあるのだと思われます。
 
ハドマーは,リンパ浮腫を発症してしまった方にとっては治療効果が認められている医療機器ですが,予防効果があることは証明されていないんですよね。でも,術後13年たってもやっぱり疲れやすい術側の腕にハドマーの刺激はなんともいえず心地よいものです(反対側もそうなのかもしれないけど)。
 
ハドマーの後は通常の施術を受け,これからも希望すればこのマッサージ機使っていいよ,ということだったので,「じゃあ,楽器で腕の筋肉疲労が激しい時にこれからもこのマッサージ機,お願いします」と言ってきました。
リンパ浮腫,とは一言も言わなかったけどね。