As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

フォアグラになってしまった…

1月に引き続いて2月も積雪からのスタート⛄直撃を受けた受験生も多いかと思いますが、1月の雪に比べれば交通の乱れも少なくて良かったです。

さて、1月にさかのぼるのですが、例年なら2月に毎年乳腺外科で受けている「肝エコー検査」を今年は1月に受けてきました。
去年は娘の中学受験の関係で3月に延期してもらい、今年は2月の検査日に仕事が入っていたので1月に前倒しになったのです。
検査の時間は午後4時過ぎという最悪な時間にあたってしまいました。午前中の検査なら朝食抜きなので、朝は少々お腹が空きますが、普段から朝食の量は少ないのであまりしんどくはありません。午後の検査だと朝は軽く食べられますが、その後は飲まず食わずで検査を待つハメになるのです。しかも、午前中からの少しずつの遅れが積み重なり、実際に検査に呼ばれたのはさらに遅くなっていました。
検査の時、技師さんは結構念入りに見ていたのでイヤな予感はしていたのですが、診察に呼ばれると現実になりました。

脂肪肝が去年より進んでいるわよ」

と先生はひとこと。

腫瘍系の所見はなかったのでそれは安心なのですが、脂肪肝だって放っていいものではありません。
合わせて先月の血液検査の結果を見ると(腫瘍マーカーはOK)、LDLコレステロールもやや高い程度で安定、そして脂肪肝の原因となる中性脂肪は正常値でした。
これは、血液中の中性脂肪が適正濃度な代わりに、余計な中性脂肪がみんな肝臓についてしまうということで説明がつくようです。
そして、お酒以外の中性脂肪の原因は揚げ物の食べ過ぎではなく「糖質の取りすぎ」だそうです。脂肪だけでなく炭水化物も食べ過ぎはダメなんです、と言われたので、糖質オフダイエットは私には有効なんだろうなぁ…と思う一方で、もうひとつの疑惑も膨らみつつありました。

それは、

「無理やり飲まされている副腎皮質ホルモン剤のせいではないか?」

ということでした。

不惑を過ぎてやはり年齢には勝てないのか、更年期がヒタヒタと迫りくるせいなのか、不定愁訴のような症状が現れるようになり、内科で自律神経にはたらきかける薬を処方されて飲んでいるのですが、体調は安定するようになりました。飲みはじめのころ、コレステロール値が上がってしまったので、減薬して適度な量に調整したのです。

ところが、喘息外来の主治医がそれを聞いて、

「それは副腎皮質のはたらきが弱っているからです」

と言い始めました。最近この主治医、自分の患者さんの副腎皮質ホルモン値(コルチゾール)を測ると低い値の人が多いと言い始め、副腎皮質ホルモン剤を処方される患者がやたらと増えてきたのです。
でも、私なりに調べてみても測定した値は下限に近いとはいえ正常範囲内だし、本当に副腎皮質機能不全に陥ったら日常生活が送れないような状況になると書いてあるのです。何より副腎皮質ホルモン剤ステロイドですから、本当に必要な人にはよく効くけど副作用も大きい。だから服用はイヤだと言っていたのですが、

「自覚していない症状があるだけです」

だの、

「私は医者なんです。言い返すのなら医学部に入り直してから言いなさい」

などと信じられないことを次々と言い始め、ついに根負けした私は期間限定でも飲めば納得するのだろうと飲むことを承諾させられてしまいました。

その結果、採血での副腎皮質ホルモン値は上昇しましたが(当たり前だ)、
体調には何一つ変化はありませんでした。

それどころか糖尿病予備軍のような値が出てきたり、下がっていたLDLコレステロールが上がってきたり、不必要なステロイドホルモンを身体に入れることによって起こるメタボ系の副作用が次々と現れてきたのです。
改めて副腎皮質ホルモン剤の添付文書を取り寄せると、果たして副作用一覧にこうありました。

脂肪肝を増悪させる。
・月経異常

これ、両方ともピタリと当てはまっているのです。このまま飲み続けているのは明らかにまずいのでは?と本能が告げていました。
副腎皮質が機能しなくなり、そこから出てくるホルモンを補充しなければいけない疾患は現実にありますし、症状は深刻です。
でも、日常生活が問題なく送れているのにステロイドホルモン補充をしなければいけない疾患とは医学的に認識はされていないのです。喘息の主治医がここ数年の間に主張し始めたことに過ぎない…

さて、これはどうにかしなくてはいけないと思った私がどうしたのかはまた後日ご報告することになるでしょう。