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ザッハトルテを作る

始まる直前まで「果たしてできるんだろうか?」とギモンが沸いたり、競技以外のことばかりがニュースになっていた平昌オリンピックがついに始まりました。
開会式も全部見てしまったし、もちろんフィギュアの団体戦も録画して全部見ています。団体戦の男子シングルがあった日に夫とラーメン屋に行ったら、カウンターの中で仕事をしているおばちゃんたちも「宇野くん、宇野くん」と盛り上がっていました。

さて、オリンピック前のことなのですが、ベターホームの単発講座に行ってきました。

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テーマは2月ということで「ザッハトルテ
ウィーン発祥の有名なチョコレートケーキで、ザッハというパティシエが考案したからザッハトルテといいます。
この有名なケーキを1人で1個(4号サイズのホールケーキ)作りました。

まずはケーキの生地ですが、スポンジケーキではなく、バター多めのパウンドケーキに近い生地です。バターをクリーム状にして、砂糖と卵を加えた後に小麦粉とココアを入れます。ベーキングパウダーの力で膨らませます。焼き上がった生地は二枚にスライスし、生地の間と表面にアプリコットジャムを塗ります。この、アプリコットジャムというのがザッハトルテの特徴なのです。

そしてチョコレートは、沸騰させた生クリームに刻んだチョコレートを溶かした「ガナッシュ」を用います。ガナッシュはブロック状に固まれば生チョコに、丸めればトリュフになるチョコレートです。このガナッシュをスポンジ面が見えないようにケーキの側面と上に塗った後で、一気に上からかけて、チョコレートの表面がつやつやした状態に仕上げます。ここでパレットナイフ等でいじってしまうと、いじればいじるほど光沢も滑らかさも無くなっていくので、最初にガナッシュをきちんと塗ってから仕上げ用をかけるのがポイントです。

こうしてできあがったザッハトルテは、濃厚なチョコレートとアプリコットジャムの爽やかさが調和して、ウィーンの味になっていました。チョコ生クリームのショートケーキとは違って、ザッハトルテは数日間は日持ちしますのでプレゼントにもオススメだそうです。ちなみに本家ウィーンのザッハトルテには、「ホテルザッハのザッハトルテ」と「デメルザッハトルテ」があり、デメルの方は国内でも入手が可能です。

あと、ザッハトルテに似たチョコレートケーキに「オペラ」というフランス発のケーキがありますが、こちらは「コーヒー風味のシロップを染み込ませた生地」でコーヒー入りバタークリームとガナッシュを挟み、上からガナッシュでコーティングしたお菓子です。