As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

コーチング、最終回

11月後半からの全4回の講座も、今日で最終回。
どんどん寒くなり、途中体調を崩しながらも、最後まで出席することが出来て、まずは「ほっ」でした。

今日のテーマは「価値」

自分の価値観をしっかり持って、それを基準に行動できるようになると、周りの価値観に振り回されず、自分らしく行動できるものだそうです。
そして、自分の価値観を見つけるために、今日もいくつかのワークを行いました。
その中に、宿題がありました。

「自分らしさを表すものを1つ持ってきてください」


今の私だったら、まず思い浮かぶのはピンクリボンなのですが・・・やはりそれを「ママコミュニティ」に持ち込むことはどうしても出来ず、比較的無難な「料理のレシピ集」に落ち着きました。

そして「輝いていた自分」「そうでない自分」を探していきます。
子供の頃、学生時代、社会人になってから・・・自己分析を進めるうちに、私の中では「病気になってから」の自分にも確かに輝いているときがあることに気がつきました。
病気になったことは、確かにうれしくないし、辛いことの連続だった。
私だけでなく、家族をも巻き込んで、みんなに辛い思いをさせた。

でも、病気になったからこそ、そうでなかったら決して送れなかった人生の新しい経験が待っていたし、病気になったからこそ活かせる体験、自分がある。そして私はそのことをHPを通じて、病院の患者会やVOL-Netを通じて行動してきました。その自分は確かに「輝いて」いたように思います。
コーチングに出会って、そのことに気づいたこと、それを私はまだママコミュニティでシェアすることができないので、ここでみんなにシェアしますね。

そして、最後に「宣言」

自分が気づいたこと、自分の価値観・・・そして自分がこれからやりたいこと。
これまで子供を理由に言い訳してやらないでいたこと・・・今すぐに出来る行動があるはずです。
それは必ずしも仕事である必要はありません。家庭の中でも、地域の中でも・・・私らしくいるためにできる何かがあるはず・・・それをみんなの前で「宣言」してください。

この講座の受講動機は、夏にコーチに出会って、もっと深めたいと思ったことも事実だし、自分の心の土台作り、これからの子供との向き合い方などの参考にしたいと思ったのも事実ですが、
もう1つ、自分がこれからも「乳がん」という病気をベースとして生きていく上で、新たに出会うであろう乳がん経験者の方と接する時のスキルとして役立つのでは、と思ったのです。
4回の講座を経て、ここで終わりではなく、もっとスキルとしても勉強したい、と思うようになりました。・・・そう、先日取り寄せたものの眠っている通信教育の講座があります。
「心理カウンセリング入門」いつかやればいいさ、と眠っているのでは意味がない。
明後日の再建手術が無事終わったら、必ずやりますね。
そして、さらに勉強を続けたいんですよね?ここで宣言しましょう!

全てが終了して、記念撮影をして・・・でもこのコーチンセミナーでのコミュニティはここで終わりではありません。これから、みんなでもっと交流を持つことでしょう。事実そういう風に動いています。

でも・・・このコミュニティで、私はまだ「病気をひっくるめた自分」までさらすことはできません。
病気をしてからの人間関係の中で、手術後に知り合った人に対してこのことをオープンにするのは非常に慎重になっています。でも、自分の中で「言いたくない」のであれば無理に言うことはないでしょう。
これからの私の人生は「病気のこともひっくるめた私」と「病気とはあえて切り離した私」とが混在し、区別しながら生きていくことになると思います。それは「隠す」のではなく「区別」であると思っています。自分の中で、本当に話せるときが来たら話すので遅くはないと思うから。

でも、コーチにだけは病気のことも知っておいてもらえたら、と思うのです。
だから、コーチへの感謝の気持ちと一緒に書こう、と思います。
本当に、ありがとうございました。

再建手術を受けて、もっと輝いている私となれますように。