As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

NHKあれこれ♪

本館の掲示板に書きましたが、今日初体験となったNHK収録です。
いろいろな体験を元にした患者、家族からの真摯な訴え、それに国は、医療現場はどう取り組むのか、がん医療をとりまく様々な問題が浮き彫りにされた収録でした。

そんな中、不謹慎かもしれませんが、私は初めて踏み入れるスタジオや番組の製作現場に、まるで社会科見学に来た小学生のように興味いっぱいに、貴重な体験を楽しみました。
テレビ局のスタジオに入るのは、全く初めてではありません。学生の頃、番組の公開録画や、友人がクイズ番組に出場したのでその応援に!と客席から収録をみたことはありました。
そして今回の収録は、カメラワークによっては自分にも向けられることにドキドキしてしまいました。また、昨年4月に放送された時はテレビで見ていただけのセットが自分のすぐ前にあって、大勢のカメラマンやADさんなどスタッフが走り回るスタジオ風景があって、全国に向けて発信される番組を今ここで作っていることに、不思議な一体感を感じていました。
NHKでは「がんサポートキャンペーン」をやっていますが、少人数のスタッフで一生懸命に取り組んでいること、今日の番組収録はその集大成となること・・・1人1人の力が合わさっていくことになんともいえない気分が高まっていくことを感じます。

さて、収録中に感じたことですが、
スタジオの照明の明るさ。いやもうあの明るさがすごい熱気を作っていました。
暑さと喉の渇きとの戦いになります!収録中に飲んでくださいとミネラルウォーターのボトルが配られましたが、1本は飲み尽くしてしまいました。
そして、今回はそれでも少なかったですが、ワンカット撮るのも大変です。撮り直しがいろいろあります。スタジオの医師や患者側とのディスカッションでは撮り直しはなかったですが、次から次へと出る意見・・・これをどのようにしてうまく時間内に収めるように編集するのでしょう。完成した番組を見て、きっと驚くこと間違いないのでしょうね。

私は参加した患者としてはもっとも若輩でしたが、本当に貴重な体験をさせていただきました。
病気を得たからこそできた面白い人生の展開だったと思います。そして今日の収録に際してお世話になった局の方々始め、多くの方に感謝したいと思います。
スタジオを出る前に、国谷キャスターにあいさつができて、とてもうれしかったです。

最後にこぼれ話。

今日は番組出演なので、一般の訪問者には入れない「番組制作部」へと入ったのですが、他にもスタジオがたくさんありました。
今日の健康、今日の料理、などのおなじみ番組のスタジオもあったのです。
きっとこの広い建物のどこかで「義経」の撮影もしていたのでしょうね。
案内してくださったディレクターの方に「ここで『今日の料理』撮ってるんですか?」と聞いたら
「料理が出来るスタジオがありますよ」と言われ、思わず頭の中で「チャンチャカチャカチャカチャンチャンチャ~ン♪」とあのテーマ曲が鳴り出しました。
「『おかあさんといっしょ』も撮っているんですよね?」と聞いたら、「撮ってますよ~スタジオ参加はなかなか当たらないんですよね」と答えてくださいました。
おかあさんといっしょ」でスタジオに出てくる子供たちは一般から抽選で参加するのですが、子供が3歳の間に、1ヶ月に1枚だけ応募ハガキが出せるのです。だから応募のチャンスは12回しかないのですが、これがとても「狭き門」なのです。以前作家の林真理子さんが「全然当たらない」と書いてあったのを読んだことがあります。逆に貴乃花のお子さんが当たったらしく、景子夫人が連れてきていた、という話もあるそうです。

お土産にキャラクターショップに寄ろうと思っていたのですが、収録後では閉まってしまい、しかも年内の営業はもう終わりだとか・・・そして、お昼を食べてからスタジオに行ったのですが、なんと「収録前に食べてください」と美味しそうなクラブハウスサンドイッチが用意されていたのです!事前に聞いていたら食べずに行ったのに、もうお腹いっぱいで一口も食べられませんでした。ああ、これが心残り。