As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

本当は怖い家庭の医学・・・がん早期発見編

またもがんをテーマにした番組でした。
でもたけしが司会ですから、NHKとは180度趣が違いました。

まあ、バラエティ番組の範疇は出ませんよね。
今日は胃がん乳がん、舌がん、大腸がんの「初期症状」をとりあげ、メディカルホラーチェックにひっかかった芸能人には、癌研有明病院での検査がついてきました。
もちろん私は乳がん編について、チェックの視点を忘れずに。

ちょっとなー、と思ったところは
「乳腺症のしこりと乳がんのしこりの見分け方」
みたいなのがあったんですが、素人がしこりを見分けるのはとても危険ではないかと思いました。乳腺症のしこりは生理前になると現れ、生理が終わると消えるが、乳がんのしこりは生理とは関係ない。
確かに乳腺症の場合、生理前の方が張りが強くなりますが、生理後に100%の人がなくなるわけではないと思います。それに、ごつごつしたしこり、つるつるしたしこりといいますが、それこそ視触診では専門家でないと(時には専門家であっても)判別は難しいものですから、まずは自己検診でしこりが触れたら乳腺外科へ、という形にしてもらいたかったです。

また、マンモグラフィーについての紹介はよかったのですが、マンモグラフィーはどこに行けばあるのか」の説明が十分ではなかったような・・・ゲストの土井先生は外科医でしたが、番組中で「乳腺外科」「乳腺科」「乳腺外来」といった言葉が出てこなかったのが気になりました。「病院へ」としか言われなかったように思います。

そして、メディカルホラーチェックで、ゲストの真鍋かをりさんが「問診にも該当しないし、20代での発症は非常に稀ということで対象からはずしました」・・・確かに問診にひっかからないのはいいのですが、あのー、私はその非常に稀なケースだったんですけど?!と突っ込んでしまいそうになりました。
20代の患者って、現実には多いんですけど・・・パーセンテージは低いかもしれないけど。

まあ、よかったのは「マンモグラフィー検査で痛みを軽くする方法」だったでしょうか。次回の検査の機械に実践してみたいと思います(とはいえ、予約はいつもいっぱいで、理想の時期とされる「生理後1週間」の時になかなか都合よく予約を入れることはできないと思うのですが)

番組の最後で石倉さん、初期のポリープで済んで本当に良かったです。
たけしが言っていましたが、大腸がん編で再現ドラマを演じた女優さん、トイレのシーンばかりで撮影、大変だったでしょうね・・・