As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

おしるこの作り方

昨日の暖かさが一転、日が出ない寒い寒い日となりました。
こんな時に食べたくなるのが「おしるこ」です。お正月のお餅もまだ余ってますしね。

これまでおしることいえば、小豆の缶詰で作っていました。
でも、今シーズンは初めて「小豆の豆を煮る」ところから挑戦してみました。
結構簡単に、そして甘さ控えめに出来上がりました。
こしあん」を作るには濾す手間がかかりますが、粒を残す状態ならあっけないくらい簡単です。
豆を煮る、というとなんだか手間がかかりそうだと敬遠されがちですが、小豆の場合は前日から水に浸しておく必要もないし、煮る時間もそれほどかかりません。
豆で買ってもそれほどお値段もしませんし、もしよかったら小豆から作るおしるこに挑戦してみませんか?

つぶあんで作るおしるこの作り方

1.あずき1袋(300g)はざっと洗い、鍋に1リットルの水と一緒に入れ、強火にかける。
2. 沸騰したら中火にして、2~3分煮てからザルにあげてゆで汁を捨てる。これを2回繰り返す。
  (あずきのアク抜き作業なので、大切です)
3.もう一度あずきを鍋に入れ、1リットルの水を入れ、強火にかけて沸騰したら弱火にして、40分じっ  くり煮る。指ですぐに潰れる柔らかさかどうか確かめる。固いようなら柔らかくなるまで煮ること。
4.砂糖250~300g(好みで)を入れて、中火にして、木べらでかき混ぜながら水分を飛ばすようにして  煮詰める。はじめは豆の形がそのまま残っているが、だんだん潰れてあんこになる。やや柔らかめの  ぽってりしたくらいで塩少々を入れて火を止める(あまり煮詰めるとこげつくので注意)
5.できあがったあんこを鍋に入れて水で煮溶かし、焼いたお餅を入れてできあがり。

*あんこは冷蔵庫で1週間くらい、それ以上の保存の場合は冷凍が望ましいです。

ところで、ブログを書きながら説明のつかない疑問が湧いてきました。

「おしるこ」と「ぜんざい」はどう違うのか???


ということで、またまたネットサーフィンで調べてみました♪
その結果分かったのは、

「おしるこ」と「ぜんざい」は東京と大阪では区別の仕方が違う。

ということです。

☆東京(関東)では、
  田舎しるこ…つぶあんで作ったおしるこ
  御膳じるこ…こしあんで作ったおしるこ
  ぜんざい …汁気が少ない濃いあんこをかけたお餅

☆大阪(関西)では、
  おしるこ…こしあんで作ったおしるこ
  ぜんざい…つぶあんで作ったおしるこ
  亀山  …汁気が少ない濃いあんこをかけたお餅

なるほど、なるほど、トリビアです!
関東人の私には「亀山」という名前は初耳です。そして、「田舎」「御膳」というおしるこの分け方はなじみがあります。つまり、上記のレシピは関東では「田舎じるこ」であり関西では「ぜんざい」なのです。大阪に行って「ぜんざいください」って言ったら、私が普段「おしるこ」と思っているものが出てくるというわけですね。逆に関西人が東京で「ぜんざいください」って言ったら普段「亀山」と思っているものが出てくるわけですよ。
これは混乱しますね~そもそも全国統一基準の分け方というのがないわけですから。
さて、関東と関西で違う食べ物は他にもありますが(例:「桜餅」の形状や「うなぎの蒲焼」の焼き方など)、毎回思うのは「境界線はどこなんだろう」ということです。