聴き合いの会、平日バージョン

今日は文京シビックセンターで、VOL-Netとしては初めての「平日昼間開催」となる聴き合いの会が実施され、私もスタッフとして参加してきました。
これまではスタッフが多く集まるのは土日だったのでほとんど土日の午後に行っていましたが、お子さんがいらっしゃる方など、土日は出かけられない方の話も聞いていて、いつもいつも土日ではチャンスがないので、少人数のスタッフでもいいからなんとか実施できないかなとずっと思っていました。
今日の参加者は、15人。スタッフは4人なのでいつもより少ない人数で募集しましたが、定員一杯となりました。

会の進行そのものは、今までどおりに行われましたが、これまでの聴き合いの会とはまた違った雰囲気の会ができたように思います。聴き合いの会では、少人数のグループに分かれて、その中にスタッフが「ファシリテーター」（司会進行役？みたいなものです）として入り、お茶やお菓子をつまみながら会を進めていきます。私も１グループ担当させていただきましたが、話しやすい雰囲気作りができたかな～とあまり自信がありません。それでも、参加してくださった方は、まだこの病気と向き合ってから時間がそれほど経っていなくて、このような会に出席したのは初めての方ばかりでしたが、「同じ病気を体験したもの同士、普段なかなか話せないようなことも話ができてとてもよかった」という言葉をいただくと、私自身もみんなの話にひきこまれることがたくさんあるし、自分自身が今でも「自分の気持ちを聞いてもらうことが一番自分が楽になれる方法」であると思っているので、少しはスタッフとして関わることができたかな、というところにとても充実した気持ちを持つことができました。

「平日の昼間だったから参加できた」という方がいらっしゃり、「やはり、これまでの土日のみ開催では来られるチャンスがなかった方にも門をあけられたのだ」と改めてニーズを感じました。
そして、今回の会場となった文京シビックセンターには、同じ建物内に「文京区子供家庭支援センター」があり、一時保育を専門に行っている区の施設があります。区外の人でも、区内に用事がある場合には所定の手続きを踏んで利用することができます。これまで「小さい子供がいて家をあけられない」という方のために、参加できるチャンスはないものかと思ってきたのですが、これなら希望者が各自手続きをすれば子供を預けての参加が可能になります。そして、今日もお子さんをそちらに預けて参加してくださった方がいらっしゃいました。ＶＯＬのスタッフも私ともう１人、子供をそちらにお願いしての参加となりました。このような場所は他にはなかなか見つけられないのですが、ぜひこれからも利用の機会を増やして、いろいろな立場にある方が参加のチャンスがある会を作っていきたいと思いました。

この一時保育施設は、これまでにも使わせていただいたことがあるのですが（別件で文京区に用事があり）、スタッフの方もとても親切で、毎回「工作やお絵かき」のようなことをさせてくれるのです。今日も娘はお絵かきをしていたらしく、その作品？を持ち帰ってきました。そして娘にも「ＶＯＬ生まれのお友達」ができました。

今日参加してくださった方、本当にありがとう。また機会があればいつでもいらしてくださいね。
VOL-Netの原点は「聴き合う」ことですから♪