As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ブログから知ってしまうこと

自分もブログを書いているから思うのですが、ブログというのは「不特定多数の人にプライベートなことを知らせている」ことなんだよね、と思います。
もちろんそうでないブログもあるし、ブログの世界は基本的には匿名ですが、Face to Faceで知っている相手だと、それはもうリアリティを帯びてきます。

育児サークルのメンバーにも自分のブログを持っていて、メールの署名欄に「マイブログ」のURLが載っています。そこにアクセスしてみると、運営に携わっているメンバーはみんなブログをもっているらしく、コメント欄やリンクなどからみんなたどれてしまうのです。お互いコメントも書きあっているし、サークルを離れてもプライベートで一緒に過ごしているらしい。
「ふーん、そうなんだあ」と傍観者の立場でそれらを読みながら「でも、ブログがなかったら絶対知らないような内容だよね。ブログがあるから不特定多数の人にもこういうことが伝わるんだ。直接ブログのことを教えられていない私がこうやって見ているように・・・」となんだか不思議な感覚がしました。
これが本当に「ネットでしか知らない相手」であればコメント欄に自由に書き込んだりして、新たなネット発の出会いになったりもしますが、ちょっとだけ知っている相手ゆえに気軽には書き込めない。それに私は自分のブログをバレないかぎり教えるつもりはないので、完全に傍観者に徹しています。
なんだか他人のプライベートを勝手に覗き込んでいるような気がするのですが、それがブログなんですよね。1つのコメントがあったら10倍以上のROMがあると言われていますから。
だから私も「見られている」ということを常に意識しなくてはと思っています。

そう。育児サークルですが、
主なメンバーの1人であった彼女は、年明け後ぷっつりと姿を見せなくなりました。
他のメンバーからは何もなく、とりあえず残った運営メンバーにより何事もなく続いてはいます。
彼女はどうしているんだろう・・・思いは当然のようにブログへ行き、私はリンクをたどって彼女が新しく開いたサイトへたどり着いてしまいました。
DV耐えかねて遠く離れたところまで逃避行した詳細が書かれており、愕然としました。
そのことに協力したメンバーもサークルでは何も知らないようなふりをしています。それが大人の付き合いってものですよね。傍観者は何も語らず、手を差し伸べられた時に初めて何かできることを探せばよいのだと思います。

でも・・・みんな外だけでは窺い知れないいろいろな人生を背負って生きている。
背負わされたものはみんなそれぞれ違い、乗り越えなければいけないものも大きい。自分だけじゃない。
彼女が背負っているもの、思い、苦しみは私には決して全く同じように理解することはできないかもしれないけど、彼女がいつかまた笑顔で戻ってくるのを願うことが今の私にできることだと思います。