As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

中学受験

昼間はポカポカと気持ちよかったのに、夜になったら寒いこと寒いこと!
さて、今日は節分ですがみなさまのところでは何かしましたか?
鬼のお面をかぶって豆まき?学校や幼稚園、保育園では豆まき大会などしているでしょうね。
ここ数年東京でも恵方巻き」がすっかり定着しつつありますよね~

我が家ははっきりいって、何もしていません。

2月3日は節分というよりも

夫の学校の入学試験、年に1度の深夜まで勤務です


夫の勤める学校は完全な中高一貫なので、中学入試でしか募集しません。
首都圏の私立中学は1月からぼちぼち始まりますが、都内と神奈川は1日から一斉に始まります。
夫の学校は、ずっと3日に入試を行っています。
入試問題は前年からトップシークレットのもと作成されていますが、当日はなにしろ大変です。
前日の授業も短縮で行い、生徒が帰った後大急ぎで入試会場となるべく机を並べ替えたりします。
普段の教室で入試をやるので、要綱に書かれたように大急ぎで整えます。

当日は朝6時過ぎから担当を決めて門に立ちます。本当に2000人近くの受験生とお母さんが来るのですから、最寄駅から誘導もします。まだあどけなさの残る小学6年生の受験生、本人以上に緊張しているお母さん、多くは語らないお父さんの姿もあります。
校門の近くでは進学塾の先生たちが教え子に激励をとばし、塾ののぼりが立ちます。
この時期ですから風邪をひいている受験生、インフルエンザをおして受験し、保健室受験になってしまう子・・・みんなこの日のために遅くまで塾に通い、あの夏の日も毎日の夏期講習、何度も繰り返す模擬試験に耐えてきたのです。どうしても結果を出したいですよね。

試験が終わるのがお昼、受験生が帰宅した後で、教員たちの本当の戦場が始まります。
その日のうちにすべて採点して合否を出さなくてはいけません。
大体の学校で、翌日には合否が分かります。併願校との兼ね合いもありますから、短期間のうちに入学手続きまでいかなくてはなりません。

教員たちは総出で採点をします。決してミスがあってはならないですから、二重にチェックをします。記述問題は教科の先生しかつけられませんが、選択問題や数字を書き込むだけの問題では、中学入試の科目にない英語や体育、芸術科目の先生たちががんばってつけます。

2000枚近い答案をすべて採点し、合計点を出し、合否のラインを決め、受験番号を確定する-細心の注意が払われます。
合格発表は明日の朝張り出されます。悲喜こもごもの声が響き渡る毎年の光景です。
感極まって泣き出すのはだいたいお母さんです。ここ数年は受験番号を写メで撮るのがすっかり定番です。

これだけ中学入試が普遍的となってくると、うちも娘は10年ちょっとしたら受験でしょう。
公立高校卒業の私は中学入試のノウハウは全く分からないですが、いずれはそんな情報にも詳しくなるのか・・・

まあ、学校を卒業してしまって言えることは、「学校は入ることがゴールではなく、入ってからどうするのか」が大事なことであって、入試で燃え尽きちゃいかんのです。
それに、社会人として「どこの学校を出たか」なんてほとんど関係なかったと思っています。
でもまあ、子供のこととなるとみんな必死になるのかな。

お、メールが来ています。最終電車にどうやら乗っているようです。
まだ帰ってくるのに時間がかかりそうなので、カフェオレでも飲みながら待つかな。

そんなわけで、何もなかった我が家の節分でした。
豆まきははっきりいって娘が豆を喉に詰まらせそうで怖くてできません。
もう少し大きくなったら太巻きを作ってみようと思います。