As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

出来上がった作品見る?

昨日は午前中のセミナーの後、夫とは分かれて私と娘は元職場の同僚に会いに出かけました。
せっかく近くまで行くので、昔一緒にお昼ご飯を食べていたメンバーで会おうという話になっていたのです。
みんな今では子供がいるので、お互い子連れで集まりました。
お弁当を食べて、子供たちは遊ばせつつ親たちはおしゃべり。最近の会社の話、私が所属していたグループはもはや解体しているらしいこと、部長さんが早期退職したこと、保育園の話など…職場の人の多くが仕事だけの付き合いだったとイヤでも思い知ることがある中、辞めた今でも親しく話ができる同僚がいるのは嬉しいですね。

「ねえ、胸見てみる?」
実は私がみんなに会ったらやりたいなあと思っていたことです。
「ええっ、いいの?」と言う中、「どうぞどうぞ。形成外科ってやっぱりすごいわよ」と言いながら窓から離れた場所へ移動し、服の前を開けました。
「ね、ちゃんと出来てるでしょう?」
あの時「絶対に社内では言わないでください」という上司&総務命令の中、緘口令?をひいて打ち明けた同期のみんなには、その後も本当に助けられてきました。術後スキーに行った時にも切除した手術痕を見せて温泉に入れたメンバーです。あの時の平坦な術痕には元のようにふくらみが戻りました。
「ぱいぱい~」と友人の子供が私の胸を見て言いました。
「これからは必要だもんね。よかったね~すごいキレイにできるのね」
でしょう~?とちょっと得意になってしまいましたよ。

病気のことを誰に言うか・・・もちろん職場においての緘口令をひいての打ち明けでも「言ってマイナスだったな」と思った相手もいたことは事実です。またそんな経験と、術後の年数の経過により、私はだんだん「言う相手を厳選する」ようになっていきました。そして、病気のことを言わなくても不自由しない相手もどんどん増えていき、現在にいたります。
自分の中でも自然な流れのように思いますが・・・やはりあの当時を知っている人に時には話せるってことも今の自分にとってはとっても大切ね、としみじみ思いました。