NHK教育テレビ

お昼に近所のカラオケボックスでランチをしていました。
カラオケボックス、といっても誰も歌わないんですけど（笑）しゃべるのがメイン。
カラオケボックスって、基本的には個室だから、子供がいて騒いでも周りのことを気にせずに済むので、昼間は子連れの利用者が案外多いのです。それにこのカラオケボックスは全室お座敷だし、ランチもしっかりしたものが出るので、今日は「お好み弁当」をオーダーしました。

どうせ歌う予定はないので（カラオケボックスなのに･･･）、カラオケの画面にしておくと子供たちが勝手に曲を入れてしまうので、音量を下げてテレビ画面にしておきました。誰も見そうもない、ＮＨＫ教育テレビにしておいたんです。

しばらくたって、私がふっとテレビ画面を見ると目に入ったものは-

「ショウジョウバエのガラス瓶？！」

それは、10年前の学生時代を思い出す「ショウジョウバエの実験」の光景でした。
（別の日のブログに書いたと思いますが、私も夫も大学は違うのですが、一応エセ理系でしたから生物学をやっておりまして、遺伝学の世界ではメジャーな生き物である「ショウジョウバエ」（ゴミ周りでよく見る「小バエ」のこと）を使った実験をしていました）

この番組は何？どうやら「高校生物」という番組のようです。
それにしてもここで懐かしいもの？！を見ちゃうなんてね～
と思っていると、さらに画面は変わりました。

「では、この実験の結果はどうなったのか、数日後に実験をした大学を訪ねてみました」

とナレーターの声とともに、なんだか見覚えのあるキャンパスが写りました。

「これって、ダンナの大学じゃん、ってことは、まさか？？？」

次に写ったのは実験室。そこには顕微鏡を覗く1人の学生と、そばに座っている年配の教授。

うわー、だんなの恩師のＦ先生だ！！

Ｆ先生は、夫の学生時代の研究室の教授で、6年前の私たちの結婚式にも来てくださっています。
ユーモアあふれる「夫を落としまくった」スピーチで会場を爆笑の渦に巻き込んだ先生でした。
そのＦ先生を、こんなところで目撃しちゃうなんてねえ･･･
明らかにテレビ画面を見て固まっている私に回りも気づいたようなので、

「いや･･･この人だんなの学生時代の教授だよ」
と思わず言ってしまいました。
ＮＨＫの電波力って、やっぱりすごいわ。