As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

デパ地下の魅惑のお菓子たち

今日はクリニックのお茶会。
お茶会の連絡をしてきたりお茶菓子の用意をしているメンバーは、ちょっと早めに待ち合わせをします。
お菓子の調達先は、三越の地下。
もう「行きつけ」と化している地下1階のお菓子売り場ですが、毎回毎回立ち止まってしまうような新作が並んでいます。
その中でも弱いのが「限定」商品です。
季節限定や、地方で有名なお菓子が期間限定で上陸してくるもの-
先月は、北海道発の「ねこのたまご」でした。コレ、北海道内でも知る人ぞ知る逸品で、新千歳空港などではお目にかかれません。

そんな中今日見つけたのはスイート オブ オレゴンのロールケーキ。
名古屋発の本来はチーズケーキが有名なお店だそうですが、ディスプレイされていた生クリームとフルーツたっぷりのロールケーキが本当に美味しそうだったのです。そしてそのとおりでした。
で、「それだけじゃあ・・・もう一品」とまたまた限定商品を探して、見つけたのが芭蕉堂「笑来美餅(わらびもち)」大阪のお土産でいただいたことがありますが、それ以来お目にかかっていません。

お茶会はざっくばらんな雰囲気の中2時間くらいお話するのですが、初めていらっしゃる方の他、常連になってくださる方、そして最近はずっと会えなかった方にもお会いできて、いつもどおりのわいわいがやがやといった雰囲気になりました。「ここでおしゃべりすると元気をもらえる」という声が聞かれますが、やはり女性にとっておしゃべりや美味しいお菓子というのは、世代を問わずなによりの癒し効果があると思います。

ここで、ちょっとお菓子のうんちく話を?!

「くずもち」と「わらびもち」の違い
これもどうやら、先日のおしるこ、ぜんざいや桜餅に続き、関東と関西で認識が違うようです。
関東でくずもちといえば、白いですよね。三角形などに切って、きなこや黒蜜をかけていただくのが多いかと思います。川崎大師や亀戸天神など、なぜか門前町に老舗のお店があります。
この「白いくずもち」の原料は小麦でんぷん。1~2年くらい発酵させて作ります。だからちょっと独特の匂いがあります。
が、関西では小麦粉を原料とするくずもちはありません。私もお取り寄せなどで「吉野の本葛からできたくずもち」などを買ったことがありますが、それが半透明のぷるんと弾力のあるもので、「わらびもち」との差がよく分かりませんでした。四角く切って、かけるのはきなこだけということも多いです。
このくずもちは、関東のように発酵させたりはしません。葛粉(最近はでんぷんも多い)を水と一緒に火にかけて練ったものを冷やし固めて作ります。
また、関西では「くずもち」というネーミング自体がそれほどメジャーじゃないようで、くずきり、くず流しといった「細く切った」ものの方が多いようです。一般的に「わらびもち」というようですが、高級な老舗のものは「わらび粉」100%を使っているようです。それこそ屋台で売っているような庶民的なものもあり、それらはでんぷんを原料にしています。

まとめると
  ☆関東では  くずもち=小麦でんぷんが原料、発酵食品、白い板状
         わらびもち=わらび粉(葛粉、でんぷん)が原料、発酵させない、半透明
  ☆関西では  くずもち=わらびもち=わらび粉(葛粉、でんぷん)が原料、発酵させない
         老舗のお店でくずもちと呼ばれるものは本葛粉が原料
         わらびもちはわらび粉が原料
         庶民的な安価なものはでんぷんが原料

 と解釈していいのかな、と思います。