As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

足のかかとの角質化

私の左足のかかとは、毎年冬になると角質化して、ボロボロと皮がむけていました。
固くなったかかとの皮膚に亀裂が入ってしまい、剥けてくるのです。むけ始めると靴下に引っかかったりして不快だから、その部分の皮膚を引っ張ると、つるりと剥けてしまいます。で、まさに「一皮むけた」状態になり、2週間もするとまた固い皮膚が再生して、ひびが入ってむけてくる・・・の繰り返しでした。痛みや痒みはありません。
この現象は私が中学生くらいの時から毎年起こっていたので、特に気にもとめていませんでした。小学生のころは、毎年手足がしもやけに悩まされていて、かかとももれなくかかっていました。そのときから固く角質化したかかとの皮膚がむけていたので、しもやけにはかからなくなっても、角質化するとむける現象だけは残っているんだろうと思っていたのです。そしてこの現象は、春を過ぎるといつのまにか治まってしまうのですから。

それだけ長いこと放っておいた角質化したかかとでしたが、3年前くらいから2シーズン連続で剥けなかったのに、今年の冬は年明けになってから剥け始めてしまいました。で、まだ剥けては固い皮膚が再生する、の繰り返しです。こんなかかとでは、リフレクソロジーにも行けません。それにもうすぐ夏になってしまう・・・「そもそも、このかかとの角質化は何か慢性化した病気なのだろうか?」
先日「たけしの怖い家庭医学」で足の裏の傷→ほくろ→メラノーマだった、という話をやっていたばかりだったので、夫に話を振ってみると「そのかかと何とかした方がいいよ。家のすぐ近くに評判のいい皮膚科があるじゃないか」

そういえば-家の近くの郵便局のある大通りを一本入った静かな通り沿いに小さな皮膚科があるのを思い出しました。私は行ったことがなかったのですが、夫の話によると通りからさらに奥まったところにあるのになかなか盛況な医院だといいます。「かなり混んでいる」というので、「今日なら何時間待たされても特に後に予定も詰まってないし、いいかな」と思い出かけることにしました。
さて、医院の前につくと、自転車がいっぱいです。入り口は奥まったところに狭い間口なんですが。
娘をバギーからおろし、玄関につくと-

おお、靴が玄関からあふれかえっている!


待合室の人数もこれまたすさまじいものでした!今日は土曜日だから、子供の姿もたくさんあります。
受付を済ませると、診察の順番はなんと90番目。待合室の電光掲示板は36番を指しています。
「こりゃ、出直そう」と一旦家に戻って残りの家事をすませ・・・1時間半後に再び医院へ。
受付はもう締め切られていたので、これ以上患者さんが来ることはありません。さっきあふれかえっていた靴も、だいぶ整理されていました。
それでも、中待合に呼ばれるまでにそこから1時間半待ちましたが・・・

先生はまず、かかとの皮膚の1部分をとって「水虫の検査」をしました。
水虫って・・・皮膚に水泡ができてすごく痒くなるんじゃないの?と思っていたのですが、かかとが角質化する水虫、というのが結構あるのだそうです。
幸い、私の皮膚からは水虫の原因となる白癬菌は出ませんでした。

「では?この皮膚がむけるのはなんでしょうか?」と聞くと
「炎症の一種です。かかとが赤くなって熱を持っちゃってるでしょう?」

それから処置室に移動して、薬を塗ってもらいました。看護師さんは、クリームをガーゼにたっぷり塗ったものをかかとに巻き、包帯で止めました。これから毎晩寝る前に2種類の薬を塗り、ガーゼで保護してから寝てください、ということです。
チューブに入っていた薬は、なんとステロイド剤。「毎年剥けることだし・・・」と大して気にしてなかったのですが、実はかなりの炎症をおこしていたんですね。
「剥けてきても、自分で皮膚を引っ張ってむいてはいけませんよ」と先生からキツく注意をいただきました。反省です。
処方された薬を前に「きれいなかかとをとりもどそう」と改めて思ったのでした。

実は、ここだけでの話ですが-
初診で行く医院ですから、当然「問診」があります。「既往歴」については「喘息、糖尿病、心臓病、腎臓病を経験していたら○をつけてください」という質問と「これまでに手術など大きな病気をしていますか?」という2種類の質問がありました。で、前者については「喘息」に丸をつけましたが(現在、フルタイド吸入、と書きました)、後者の質問には、私は答えませんでした。
とてもよくないことだ、と十分分かっていますが、今回の足のかかとは明らかに乳腺とは関係ないと思われるし、診察の際には足しか見せない。また現在乳がんに関わる薬は使っていない。それに医院の構造上、診察室と中待合室、処置室がカーテンだけで区切られていて話が聞こえてしまうので、ルール違反と思いながら、乳がんのことは書きませんでした。もし今回の薬で副作用が出たら乳腺外科に報告しますし、また、もし胸の皮膚に何か起こったら、たとえそれが乳がんとは全く無関係であっても、私は先ず乳腺外科に行くと思いますので。
ちなみに、コンタクトレンズの検診だけを受けている眼科にも、乳がんのことは話していません。