As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

モデリング

夜中はっと気がつくと、着替えもしないままで寝ていました。夫もパジャマも着ないで寝ています。どうやら娘を寝かしつけたままで寝てしまったようです。
諦めて朝まで寝てしまったら、いつもよりずっと早く、6時には目が覚めました。そこでお風呂を沸かし、改めて着替え直して養成講座のために家を出たのです。

今日は実習。3人グループに分かれてチェックシートをつけながらの実習でした。人からのフィードバックを明記してもらうのは、自分の中に記録に残るのでよいと思います(協会としては新しい試みらしく、指導者の先生方はちょっと混乱していたようですが)

また、今日初めての体験がモデリングです。これは受講生がクライエントになり、先生がカウンセラーとして話を聴いてくれるのを観察するというものです。カウンセラーとして経験豊富な先生方の実技を目の当たりにするのです。
受講生から2人クライエント役をしてください、とのことだったので「小ネタですが、いいですか?」と私がクライエントとして話すことになりました。
「実習中に話した内容についてはその場限りのものとする」という大原則がありますから、私自身が話した内容とはいえ、ここには具体的内容を記すことはできません(『親戚関係』とだけ書きますが)。それでも-

まず、私の中でモヤモヤとしていた気持ちについて、「共感」を得た言葉で応答してくださったということです。私はこれまで家庭内で、このモヤモヤした気持ちについて具体的な言葉でしゃべってきましたが、「共感をもって応答」があったことはなかったように思います。「気持ちは分かるけど、相手にそれを求めることはできないんだから、仕方ないでしょう」と言われることはあっても「そうですね。あなたはせめて○○だと思っていらっしゃるのよね」と言ってもらったことはありませんでした。

そうなのです。私がまぎれもなく求めていたのは、ただ自分の気持ちに沿った応答だったのです。

そしてそれは、実際日常会話で私自身がちっともできていないことだし、カウンセラー実習を通して、今現在の自分にとって一番の課題でもありました。

それから大きな気づきは「私自身が言語化していない感情面を明確にされる」ということです。
最初に書いた「モヤモヤした気持ち」については、その原因となった出来事を含め具体的に言語化していますが、「では、どうしてそういう出来事に対してモヤモヤするのであろうか?」ということを掘り下げていくと、自分の軸となるベースとなる感情があるわけです。カウンセラーとしての先生は、このあたりを「開かれた質問」などの技法を用いて解き明かし、私自身が自分と相手の関係性を見つめていきます。そうしていくうちに、自分の軸となっていた「心のクセ」が見えてくるのです。冒頭に述べた「気持ちのモヤモヤ」もこの感情面でのベースがもとになってその一端として表面化したことなのです。
モデリング実習では時間の関係上、ここまでで終わってしまいましたが、あのままカウンセリングを続けていたら、きっと「自分の心のクセ、自分の考え方のベースを知り、自分の軸をちょっと変えることでモヤモヤした気持ちを吹っ切っていく」ということにつながり、それが主訴の解決になっていくのかな?と思ったのでした。

現在、実習で求められることは前者に書いたことまでです。まずは「傾聴」をベースとして相手の気持ちに共感をもって聞くことができなくてはいけないのですから。でも、カウンセラーとしてやがて求められるのは「明確化」クライエントが自分で「気づいて」「自分で解決する」道を探していけるように援助することです。ここまで到達するにはどれほどかかるのでしょう?遠い先の話のような気がしますが、まず自分には1つ1つ課題を乗り越えつつ、経験を積むことしかないと思えたのです。

実習が終わった時、

「か、肩が痛い!」

朝から凝っていた右肩はパンパンに凝り固まっていました。
「まだまだ、力が入っているように見えますよ」と言われてしまいますからね、私は。