上書き保存にご注意を

今日は一転して朝からやまない雨です。
でも連日の暑さが小休止してちょっとほっとしたところです。

さて、こんな雨の日は悲劇な話を。
私はエクセルに家計簿をつけているのですが、昨日の夜も入力しようとすると、エクセルが全く入力されてない新規作成の状態で開いています。おそらく娘がいじっているうちに偶然開いたのでしょう。
「せっかく開いてるならここから開こう」と私はツールボタンをクリックしました。わざわざ私の使っているファイルが入っているフォルダから開かなくても、エクセルのツールから「ファイルを開く」で呼び出せばいいと思ったのです。
クリックすると、ウィンドウが開いたので、そこから私の家計簿が入力されているファイルをクリックしました。すると、

「2006家計簿」は既に存在します。既存のファイルを置き換えますか？

と聞いてきたので迷わず「はい」をクリックしたのです。

すると、真っ白いエクセル画面になってしまいました。タイトルだけが、「2006家計簿」に変わったのです。瞬間何が起こったのかすぐには分かりかねました。
とりあえず画面を閉じて、私のファイルが入っているフォルダから「2006家計簿」を開けてみました。
すると何も入力されてない真っ白いエクセル画面が出てきたのです。
私はようやく事態を把握しました。真っ青になるのが分かりました。
ファイルを開くつもりが「上書き保存」してしまったのです。

「2006家計簿」は真っ白いファイルで上書きされてしまいました。

ゴミ箱を開けてみます。消去されたファイルがここにないかと思ったのです。しかし影も形もありません。ファイルを削除したわけではないからです。ファイルそのものが別のものに置き換わってしまったのだから。

夫に聞いても、別のものに置き換わってしまったファイルの復元は無理だと。お金をかけてプロに頼めば可能かもしれませんが。

幸い夫は自宅用ＰＣのバックアップを取ってあったので、家計簿は完全には消失しませんでした。でも、最近バックアップを取ってからの半月分のデータは消えてしまいました。自動引き落としやクレジットカードの明細は残っていますが、普段のレシートなど入力したら捨ててしまいますから、半月分の家計簿は詳細が不明のままです。これが半年分ものデータがなくなったら、年間の家計簿をつける気力が一気に失せるでしょう。

「上書き保存」は便利な機能ですが、一瞬のうちに大事なデータを消去してしまう恐れがあるコワい機能です。ファイルの削除以上に気をつけて使ってくださいね。そして大事なデータはハードディスクだけに保存するのではなく、バックアップを必ず取ることをお勧めします。