As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

喘息外来

夫の学校は今日から夏休みに入りました。が、火曜日に風邪気味だといって帰ってきて以来喉が相当痛いようです。昨日娘が行った耳鼻科に行ってきたら「扁桃腺が腫れている」と言われたらしく痛み止めを飲んでいますが(薬を飲んでいるから熱は出ていません)、果たして明後日からの帰省は大丈夫なんでしょうか?

さて、今日は3ヶ月ぶりに喘息外来に行ってきました。
いつも「呼吸機能の検査」をするのですが、今回は今までになくよい数値になっていました。
小児喘息以来病院を転々とし、今かかっている病院のアレルギー科には3年くらいになるのですが(乳腺外科医のK先生からの紹介の病院です。あの手塚治虫さんが亡くなる前に入院していた病院なのです)、初めて来た頃の呼吸機能の検査値は相当悪く、本来の機能の70%しか肺が動いていませんでした。「これでよくゼーゼーヒューヒュー発作になっていないものです」と言われてしまうほどだったのです。
しかしここの先生の元できちんと吸入ステロイド剤を使い始めてからは、数値が徐々に上がってきました。前回の受診後に吸入量を減らしたのですが、今回数値は上昇していたので、今後も安定した値を目指しながら、いずれは薬量を減らしていく方向になると思います。

しかし、そんな私の呼吸機能数値で、1箇所だけどうにも改善されない値があるそうです。
先生が言うには、「肺胞にダメージを受けているとこの部分は改善されない」というのです。
子供のころからのダメージの蓄積によるところが大きいらしいのです。「工業地帯に住んでいたり、有毒物質を使う実験をしていましたか?それから喫煙者が身近にいましたか?」と聞かれました。
私が大学時代から勤めていた時にやっていた実験は生化学実験なので、有機合成実験はしていません。そういうと先生は「可能性があるのは家族の喫煙でしょう」といいます。
確かに、私の父は私が小学生の頃までタバコを吸っていましたが、ある時にきっぱりとやめました。そのころは私も小さかったので、父のタバコの量までは分かりません。父が禁煙してから20年以上も経つのですが、そのことが検査値に影響しているかもしれないというのです。
なんだか今になってそんなことが分かっても父の責任でもないし、今私自身の生活には何も支障がないのだから、これから自分の健康管理をきちんとしていけばよいと思いました。

そういえば、以前に乳腺外科の検査で肺のエックス線を撮った時に、「昔肺炎とか病気をしたことがない?過去に炎症をおこした痕跡がいつも写るのよ」とK先生に言われたことがあります。そのことと呼吸機能の数値に関係があるのかは分かりません。しかし自分の記憶をたぐっても喘息と風邪以外の呼吸器疾患はしていないし、母も覚えはないと言います。知らず知らずのうちに何らかの原因で肺のどこかがやられていたのでしょうか?でも過去のことですから、あまり気にしないようにしましょう。

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帰ってきてメールを開くと、同じ病気の仲間が先日旅立ったことを知りました。
もうご葬儀も終わられた後で、MLにて報告されていました。
HPの更新がほとんどなくなっていたので、先日のランチの時も「どうされているのかなあ」と話題にはなったのですが・・・この病気と関わってからもう何度こういう知らせを聞いたでしょうか?
みんな、精一杯こっちの世界で生きてきたんですよね。
だから、もうこれ以上頑張らないで、一足先に行ってしまった世界で私たちのことを気長に待っていて欲しいと思います。
きっと、「約束」を果たせたことを今ごろ再会したそのえさんに報告していることでしょうね。
舞さん、どうぞ安らかに。ご冥福をお祈りします。