As You Like It     ~気が向くままに~

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逐語記録

昨日は実習でした。
いつも実習の時には、次回までに提出するホームワークが出されます。昨日ももちろん提出する「対話分析」の宿題がありました。これは愛媛に行く前に終わらせておきました。
次回の実習は8月10日になりますが、前回の実習時に「逐語記録」の課題を出されており、これが8月10日提出と言われているので、昨日は新たな宿題は出ないと思っていたのです。

ところが、

真っ先に配られたのが新たな対話分析の宿題。そして先生が、
「これと、前回にお話した「逐語記録」と両方を8月10日に提出してください」
といったものだから、受講生は一気にざわめきました。
「どうしよう・・・逐語記録全然やってないよ」

逐語記録」というのは、「対話を逐一記録する」レポートの作成で、カウンセリングでの実際の対話を録音しておき、「テープ起こし」をするというものです。本当のカウンセリングルームでは、クライエントに許可を取った上で録音が行われ、この記録は匿名性などプライバシーに最大限注意した上で事例検討などに使われています。
逐語記録は、大変時間がかかる課題ですから、早めにお知らせしたんですよ。皆さんの中でもう逐語記録を作成した人はいますか?」
実習クラス11人のうち、たった1人しか逐語記録作成をしたメンバーはいませんでした。
「それで、どのくらいかかりましたか?」
と先生が聞くと、「そうですね。3日徹夜しましたね」とみんなを蒼白にさせる答えが返ってきたのです!

そこで、昨晩娘が寝てから、おもむろにカセットテープを取り出しました。
6月の実習の一コマで、私がカウンセラー役になっている時の対話を録音したものです。
このテープには10分間収録されていますが、うち5分を正確にテープ起こしするのです。
セリフはすべて正確に書きとめ、「はい」「ええ」といったあいづちも正確に起こします。さらに、沈黙などもきちんと正確に記録して、「音声だけがない状態で正確に対話を記録する」ものを作らなくてはいけないのです。
この作業、予想をはるかに越え、本当に大変でした。

たった1秒ほどを聴き取るのに、何度も何度もカセットを巻き戻し、巻き戻しやっていくのです。

もうデッキが壊れるんじゃと思うほどです。

ここまでやったら寝よう、ここまでやったら寝よう・・・と思いつつ朦朧とするまでやったのですが、
5分間のうち4分しか起こすことはできませんでした。

時刻は午前4時、既に外は白み始めています。


そんなわけで今日はずーっとボーっと過ごしてしまいました。
昼寝だらだら、何も気力が起きません。
でもこれから、残りの逐語記録にチャレンジしようと思います。
この作業は娘が起きているときには決してできません。夜中にガチャガチャとデッキの操作ができるなんて、夫が合宿に行っている今のうちに終わらせておく所存です。