As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

所詮引っ越しちゃえば・・・

いや~猛暑はやっぱりキツイです!と叫びたくなりました。
涼しい時は夏らしくないとか言ってたくせに、現金なものです。

あまりにも暑いので、家にいてもダラダラするだけだからと、デパートに行くことになりました。
電車に乗ってしまえば涼むことができます。地下でお弁当を買ってから屋上庭園に行って、そこでは屋根つきの公園(遊具がある)があるので子供たちをしばらく遊ばせていました。
その時に聞いてしまった話なのですが・・・

今年の春にだんなさんの転勤で関東から離れてしまった人がいます(この彼女をYさんとします)。たしか3月頃そんな記事を書いたことがあります。Yさんが引っ越すと聞き、お付き合いのあった3人で送別会と称して遊びに行く計画を立てていたのですが、直前になってYさんのの第2子妊娠が発覚してその話はお流れになりました。
その後、私も1度Yさんにメールを送ったのですが、返信がなかったのでそのままにしていました。
今日一緒にデパートに行ったのはその時集まったメンバーなのですが(Yさんが引っ越した後で都内に残ったメンバーで遊ぶようになっていた)、先日まで1人(彼女をWさんとします)が実家に帰省しており、Wさんの実家が現在Yさんが住んでいるところに近いというので、会いに行ったそうなのです。
そして「Yさんどうだった?元気にしてるの?」という話になり、Yさんはもう向こうで友人も何人かでき、妊娠経過は順調で親子ともども元気にしていることを聞きました。が、Yさんから私たちについて消息をたずねるような話題はほとんどなかったそうです。
WさんはYさん引越し後もこのように時々連絡を取っていたそうですが、メンバーのもう1人(この彼女はKさんです)も私と同様、引越し後はほとんど連絡をしないまま現在に至っていました。Kさんもメールをしたことはあるけど返信がないそうです。

「もうYさんが引っ越して何ヶ月も経っているからいうんだけど」とKさんはぽつぽつと話し始めました。Yさんが東京にいる時、ダントツで親しくしていたのがこちらのKさんでした。引越しが決まってからというもの、「東京にいる間にいろいろ見ておきたいの」というYさんの要望でKさんと2人あちこち出歩いたそうです(そういうことも今日まで私は知らなかった)。そんな時Yさんは、「こうやって2人だけで遊んでいること、Wさんやふるぼうさん(もちろん彼女は私のハンドルネームなど知りませんよ)には知られんようにして。2人だけで出かけているのは悪いから」と言っていたそうです。
が、引越しの直前になってKさんと少々もめてしまったというのです。後味の悪い別れ方をしてしまい、その時は送別会にはなんとか来ると言ってくれたそうですが、結局妊娠による体調不良のため会えずに引っ越しとなり・・・音信不通に。今回メンバーのWさんが会うというので、Kさんは自分のことを何か言われたらどうしようとちょっと気になっていたんですよね。まあ何も話題に出ずに終わったそうですが・・・
YさんはKさんと別れる時に言ったそうです。「引っ越したら、もう交流もないだろうし」と。
そしてKさんも言いました。「私はWさんみたいに実家がYさんの近くにあるわけじゃないし。敢えて会いに行かない限り、会うことはないだろうから」

そうなんですよね。私も同じ事を考えていました。
「所詮引っ越しちゃえば交流もないから」と。
私も双方の実家がYさんの現在のお住まいの近くにあるわけではないですし、敢えてそこに観光にでも行かない限り会うことはない。そもそも、物理的な距離ができた時点で交流は終わるだろうな、となんだか冷めた気持ちでいました。Yさんも同じ気持ちだったのでしょう。だから彼女からメール1通来なくなったのです。YさんがKさんと2人きりで遊びに行っていたと聞いてもどうも思わなかったのです。

この「妙にドライな気持ち」はこれまでの友人関係においては感じなかったことでした。
前回のカウンセリング講座の実習で先生が言っていたことを思い出しました。「ここではクライエント役を通して、みなさん自然に「自己開示」をしていくから、気がつくとお互いのことをどんどん知っていて関係も深まっていきます。私も初めて養成講座を受けた時の仲間とは今でも行き来があります。でも、子育てをしていた時に知り合ったお母さんとはなかなか友人としての関係は続かなかったですね。」
「それは、お互いが「自己開示をしない関係」だったからでしょうか?」と私が聞くと、
「そうですね。双方ともに「子供の話」しかしない。「自分を出さない」関係のお付き合いを望んでいると、距離ができれば自然と縁も切れる関係になっていきますね」

会社を辞めても付き合いがある人とない人の違いは何か考えてみると「あくまでも業務上会話が必要」な人とはつきあいはのこっていません。「私個人として付き合って欲しい」と自分を出した相手(もちろん相手からも開示を受けている)とのみ付き合いが続いているのです。学生時代からの友人もしかりです。

コーチングのセミナーで「お互い”私”の話ができるママ友を見つけなさい。そういう間柄は、”ママ友”ではなく”友人”に変わっていきますよ」と言われたのですが、双方がそういう気持ちにならないと難しいことです。

暑い中いろいろ考えてしまった時間でした。
まあ、お付き合いというのは片方だけがやっきになってできるものではなく、縁が運ぶものですから。
ただ、Yさんに会いに行ったWさんが、ちょっとショックを受けていました・・・