As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

遅刻2時間

これまで養成講座を休んだことのない私ですが、今日ついに2時間の遅刻をしてしまいました。
単純に言えば体調管理が甘かったんですよ。朝起きたら頭がガンガンフラフラするのです。この状態で行っても辛すぎるーもう1時間睡眠を取ったことでかなり楽になり、頭痛薬を飲んで出発しました。その後夕方まで過ごせましたので大丈夫ですよ(講座は1時間単位で欠席時間をカウントしています。17時間以上欠席するとアウトです)。

さて、遅刻して教室に入ったのですが、既に実習が佳境に入っているグループの中に座ると間もなくカウンセラー役の指名がかかりました。これが実に「スイッチが入っていない状態」で始まってしまったものだから、その後1日中低空飛行のままで終わってしまいました。

私がこれまで自分自身のモットーとしていることは、

自分の中に湧き上がる思いを大切に、相手の気持ちにフォーカスして


ということです。
でも今日の私は「薄っぺらく、事柄だけ」応答していました。そんなだからクライエントも「分かってもらった」気がしなかったのでしょう。無意識のうちに同じことばかり繰り返してしまい、私はまた応答だけしているものだから、だんだん話が堂々巡りになってしまいました。
相手が何度と口にするキーワードは、感情を表しているものです。だからそこをきちんと汲み取って(カウンセラーは、クライエントの気持ちはこうなんだ、と気づかなくては)自分の中で沸いてきたことを相手に伝えなければ。そしてただ気持ちを聞いているだけでは先に進みません。
カウンセリングにはプロセスがありますから、まずクライエントの気持ちに共感して、信頼関係を築いた(ラポール形成)上で、どんなことが問題なのか、解決にはどんなことが必要なのか、先に進まなければならないのです。
そのためには「質問」です。質問はクライエントに考えさせるのですから、カウンセラーに取っては軽々しく考えてはいけないことです。クライエントに抵抗されるかもしれません。
でもしっかりラポールができた上での質問はカウンセリングの次なるステップなのです。

何を質問したらよいのか、クライエントが抵抗したらどうしよう…これまでの私は一歩進むことを避けていました。

カウンセリングは、クライエントが問題を解決するための援助の方法です。クライエントが気持ちを分かってもらったと思えること、自分の中に気づきを得られること、まだまだ課題を山積したまま次回の実習が最終回になってしまいますが、手応えをつかんで終了したいというのが目標です。

残すは理論1回、実習1回。講座の終結が日々近づくのが寂しい今日このごろです。