As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

かけもち

ダラダラしてしまった昨日とは一転していろいろあった1日となりました。

まずランチは銀座のレストランにて、VOLのメンバーズイベント「ドクターとおしゃべりランチ」
VOLのメディカルサポーターをしてくださっているドクターのうち、三宿病院の清水先生、医科歯科大病院の長内先生、癌研有明病院の宇津木先生が出席してくださり、メンバーやそのご友人の方々など総勢20人ほどでランチを囲みました。
私の隣は偶然長内先生だったのですが、3年前に医科歯科大で勉強会をした際にお会いした時のことを覚えていてくださっていて、ちょっと感激しました\(^_^)/

VOLのメルマガで好評連載中?の「ドクターへの10の質問」スペシャルバージョンで先生方にインタビューしましたので、このあたりの模様はVOLのメンバーのみなさまは後日メルマガをお楽しみに!

でも、普段診察室で白衣のドクターにしか接していないわけなので、こうやって普段着の先生とおしゃべりできるって貴重な時間だな~と思います。
患者とドクターとの間には見えなくて深い溝があったりするのですが、こういう機会に素顔のドクターに接することで、少しでも距離が縮まったらいいなあと思います。スタッフをやっていてよかったなと思えるひとときです。
できることなら、わが主治医殿と一緒にランチをしたいですけどね。

そして、日ごろご無沙汰していた懐かしい方に久しぶりに会えたのもとても嬉しかったです。本当は再会を懐かしんでもっといろいろお話したかったけど、予定が押していてごめんなさい。でもまたすぐに機会はありますからね~♪

最後のデザートを食べ損ねたけど後ろ髪を振り切って向かった次の目的地は、渋谷の東京ウィメンズプラザで、「第4回乳がん体験者コーディネーター講座」でした。

今日は日本医療コーディネーター協会主催による講座で、医療者と患者の橋渡し役となるコーディネーターの役割やこれからの医療コーディネーターに期待することについての講演やパネルディスカッションがありました。

体験者コーディネーターの最大の強みは、やはり同じ病気の体験者であることです。
言葉の裏にある心情を理解できるのですから。
でも一方では、自分の体験が全てではないこと、患者さんの乗り越えなければならない山は1人1人違います。患者さんが自らの力で道を見つけ、乗り越えるための援助者であることが求められるのです。

今日のキーワードは「傾聴と理解」
患者さんの気持ちに共感し、寄り添う。
そして、これまでの治療、現状を把握し、整理し、患者自身の意思表示ができるようにコンサルテーション的な面をもつ。そして、医師を始めとする医療者とのよりよい関係を築き、納得して治療を受けることができるような橋渡しをする。
「傾聴」はこれまでのカウンセリング実習で基本の柱となった部分ですが、コーディネーターに求められるのは、傾聴に基づく「理解と整理」なのです。医療者ではないのだから指示はできないけど、よき助言はできる。その時に「体験者」である強みを十分に生かせるというもの。

現在の日本で「医療コーディネーター」として活躍している人の多くは看護師の資格を持ち、医療者として医療機関に所属していると思われます。
「自分の心と身体の主人公はあなた!」なのですから、安定した生活を送るために身近に専門家としてのパートナーがいたら心強いことでしょう。
でも、医師、看護師といった医療者としての専門家に近づくには、病院という場に行かなくてはいけません。「体験者コーディネーター」はもっと身近な存在として、クライエントである患者が「問題を抱え込まない」でいられるようなコーディネートができることが望ましく、それがこれから求められることではないか、と話は結ばれていました。

もっといろいろと聞いた話はあるのですが、これくらいにしましょう。
これからの私に何ができるか分からないけど、カウンセリングとかコーディネーターの話とか、体験者だからこそ還元していけるツールを増やしていきたいなと思います。

そして、夕方戻ってきたら、夫と娘は夫の友人宅に遊びに行っていたので、そこに合流して夕飯までご馳走になってしまいました。急がしながらも充実した休日でした。