As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

抜糸しました

水曜日夜に自宅へ戻ると、やっと現実に戻ってきたような気がしましたが、昨日は朝から形成外科へ抜糸でした。
葬儀の日程が1日でもずれたら予約を取り直さなくてはいけなかったのですから、これも祖母に感謝かもしれません。

傷を覆っているテープとガーゼをはずして出てきた胸は、エキスパンダーに比べるとはるかに自然に近い形をしていました。しかしまだ健側より一回りは大きいです。これは術後の腫れがひかないためなのですが、大体1ヶ月をかけて元に戻り、さらに自然に戻るには3ヶ月を要します。だから乳頭や乳輪に関する手術などさらに手を加える必要があるときもシリコン入れ替えから3ヶ月経過してからはじめることになります。

1週間のテーピングによる痕をきれいにしてかゆみ止めを塗り、抜糸した部分にはテープを張りました。まだ傷跡が完全についていなかったり一部血がにじんだままの部分もありますが、次第に元にもどるそうです。前回エキスパンダーのあと残っていた赤い傷跡は今回切り取られていました。今後は新しい傷跡にテーピングをしっかりと術後3ヶ月はすることによってよりきれいにしていきます。

それと同時に今日からスタートするのは、シリコンを入れた乳房のマッサージです。
術側の胸にはところどころ黄色見を帯びた部分がありますが、これは内出血です。内出血をそのままにしておくと石灰化してしまい、手触りが柔らかい胸ではなくなってしまうので、マッサージによって内出血を吸収させます。それと同時に、異物であるシリコンの周りにはどうしても被膜(カプセル)ができるのは避けられないのですが(術後1ヶ月の間にできてくる)、これをできるだけ柔らかいカプセルにするために(硬いカプセルになってしまうと、拘縮を起こしてしまいますので)シリコンをなじませていくことが必要です。このマッサージは湯船の中で毎日3分以上行うのが望ましいです。
そして、せっかく入れたシリコンバッグをよい位置に保つために、これから起床時はブラジャーでの固定が必要です。乳がん手術後のように柔らかい締め付けないものではなく、傷の痛みがなくなればきっちり固定できるもののほうがいいのですが、術後6年、ワイヤー入りのブラジャーはすべて処分してしまいました。買いにいかなければなりませんが、これから普通のランジェリーコーナーで選べるようになるのは気分的にもだいぶ違います。

乳房再建もふつうのおしゃれのように、ただ医師任せにするのではなく、自分の努力が必要なのかもしれません。