As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ペコちゃ~ん!

私が子供のころは、「ケーキ=不二家」でした。

ケーキなんてそれこそ「特別な日」にしか食べられないものでしたが、あのいちごと生クリームの不二家のケーキはみているだけでわくわくしてくるものでした。
友達の「お誕生日会」にお呼ばれされても出てくるケーキは大抵不二家のものでした。
初めてチョコレートケーキをドキドキしながら食べたのも、不二家のケーキでした。
それから子供の時好きだったお菓子は、ペコちゃんのバッグに入ったミルキーや、棒つきのポップキャンディー、あのパラソルチョコレート、どろりと甘いネクター(これは飲み物だけど)・・・不二家のお菓子はいつも身近にありました。
なんてったって、七五三は不二家のミルキー千歳飴」でした。

大人になって、ケーキは不二家だけでないことを知り(まず知ったのは銀座コージーコーナー)次第にデパ地下で売っているようなオシャレなケーキにシフトしていきましたが、それでも時々あの不二家の味が恋しくなる時がありました。
モンブランもパティシエのはマロンクリームが茶色だけど、不二家の黄色いマロンクリームのモンブランが食べたくなったりしたものです。カントリーマアムやルックチョコレートなど、やっぱり不二家は近くにありました。

だからこそ、今回の不祥事は残念でなりません。
駅の近くにあった不二家のケーキ屋はもう何日も閉まっています。
今日スーパーにあったら、ポップキャンディーやカントリーマアムは売っていたのでちょっとほっとしました。最近は娘が不二家のポップキャンディーとアンパンマンのラムネが大好きなのです(まあ食べ過ぎはNGですが)。

食品会社、特にお菓子メーカーに対しての消費者の思いって違うと思います。


単に食品を買うだけでなく、「楽しさ」や「夢」を買ったり、また「安心」「安全」も買っているのです。安全性が疑われるようなバースデーケーキを買ってしまったら、どんな気持ちになるでしょうか。
不二家に望みます。どうかこれ以上「不安」を売るようなことがないようにしてくださいね。