As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

私のキャリア・カウンセリング

出産、子育てを機に退職した女性を対象とした「再就職支援セミナー」(無料・保育付き)というのがあるので参加してきました。
20人の募集だというのに、会場には10人以下の参加者しかいませんでした。集まった参加者の年齢はさまざまで、子供の年齢も1歳から成人まで様々です。

このセミナーは、区の男女共同参画センターと「21世紀職業財団」の共催によるもので、今日と来週の2回に分けて行われます。21世紀職業財団では、女性の能力発揮促進や仕事と家庭の両立支援事業などを行っており、再就職を希望して登録すると、「再チャレンジサポートプログラム」を受けることができます。

退職して2年、そもそも私はやむを得ず退職したのではなく、育児と仕事の両立が可能な会社に勤めていながらさっさと辞めてしまいました。その時の心境はふるぼうのページの本館に書いています(乳がん治療と妊娠・出産のコンテンツ内にある「退職の理由」)。
実際退職してしまって「ああ、辞めなければよかったなあ」と思うことはないのですが、育児を生活の中心に移しながらもVOL-Netのスタッフを続けてきたり、産業カウンセリングを勉強したり、やはり私には「私自身である場所」が大切な場所でした。
そして、これからは学ぶことだけではなく社会に還元することをまたやっていきたい。でも「自分の身体や子供の心身にムリをしない」範囲で仕事をしたいといっても受身の姿勢だけではなかなか難しいだろう。せっかく地元でこういうセミナーがあるのだから参加してみるだけでも価値はあるのでは?と思ったのでした。

今日の講義内容は「女性と仕事・自分を輝かせるキャリアマネジメント」というタイトルでの講義と「21世紀職業財団」が行っている「再チャレンジサポートプログラム」の案内がありました。
講師の先生の話の中で印象に残ったのが「自分はナゼ働きたいのか?」という問いかけです。

・「個」としての自分を確立したいから
・働いて得る財産は、報酬を得るためではない。
・働いて右手にお金をつかむとしたら、左手に何をつかみますか?資格、能力、キャリア・・・?!それは「自分の中」に蓄積されるものです。

そうですね。私も会社を辞める前は「お金を得るため」と割り切ったこともありましたが、やはりそれで働くための前向きな気持ちを持っていくことはできませんでした。

それから、自分にとっていい仕事を得るためには「自分の内面に目を向けること」「自分の価値観の棚卸し」「自分の頭の引出しを整理」して「自分自身」を理解することが大切なのだということです。これ、キャリアカウンセリングの講義で学びましたね。
アメリカのパーソンズは「自分自身を理解」「職業理解」「両者のマッチング」が職業選択に必要だという「マッチング理論」を生み出し、職業指導にあたる相談員のことを「カウンセラー」と言ったのでした。←これ、試験前に必死で覚えたもの。

チャンスってそんなに多くはないもの。そしてチャンスって自分の手の中には落ちてこないし、通り過ぎてしまったチャンスは戻ってこない。自分の手でチャンスはつかみとって!
今日と来週のセミナーから、何かを掴む、つまむことができたらいいなと思います。

そして講義の後「再チャレンジサポートプログラム」の案内がありました。
キャリアコンサルタントによるカウンセリングを受けることが出来ますが、やはり一番重きをおいているのは「自己理解」です。このことがきっかけで「自分に自信を持つ」ことが再就職へとつながるのです。
こちらのキャリアコンサルタントの方は、産業カウンセラーでした。
私が産業カウンセリングの勉強中だというと、産業カウンセラーのキャリアカウンセリングもしてくださるとおっしゃいました。そして、産業カウンセラーの試験に受かったとしても、受かりたてでは実務はできませんから、協会の研修などをまめに受けてスキルアップしてくださいね、とおっしゃっていました。

実技試験、がんばるのよ。リラックスして受けてらっしゃい。


現役カウンセラーさんの声がとっても心強かったです。