As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

こしあん作りは重労働

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今日はベターホームの「和菓子の会」
今月は「じょうよまんじゅう」と「こしあん」「つぶあん」を小豆から作りました。
じょうよまんじゅうとは「上用粉」を使って生地を作ったおまんじゅうです。上用粉も上新粉と同じくうるち米の粉ですが、より粒子が細かく高級和菓子に使われます。
この上用粉と粉末やまいもを使ってこしあんを包み、雪うさぎのおまんじゅうを作りました。なんだかちっとも冬らしくなかった今年の冬ですが、今さら和菓子だけでも冬を感じさせる一品になりました。

それから、こしあんつぶあんです。
これまでつぶあんなら小豆から作ったことがあります。小豆を柔らかくなるまでゆでて砂糖を加えて練り上げる。自分で作った餡からできたお汁粉は格別です。
しかし手間ひまかかる「こしあん」は未知の体験です。

小豆が柔らかくなったら、ざるにあけて小豆をつぶしながら漉します。水の入ったボールの中でざるをすすぎながら皮だけが残るようにこしていきます。さらにこしたものを裏ごし器にかけてもう一度漉します。ここまで、かなり力がいる作業です。「絶対明日は筋肉痛だよ」と言いながらもくもくと小豆をつぶしていくのです。
裏ごし器を通したら、さらしの布巾で作ったこし袋にあけて袋ごと水洗いをします。これが「晒す」作業で、その後固く絞ると袋の中に「生あん」が出来上がっています。
生あんに砂糖を加えて練り上げて完成ですが、この砂糖の量のすごいこと!だからといって減らしすぎるのも美味しくなくなっちゃうんですよね。

出来上がった餡はタッパーに入れてお持ち帰りになりました。これでお汁粉を作りましょう。
しかし「こしあん」は本当に大変な作業でした。これはもう料理ではなく「力仕事」です。たぶんこれからも餡は買うことになるだろうな~と決意するくらいです。何かに集中したくなったらもくもくと小豆をこすといいですよ。