As You Like It     ~気が向くままに~

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2人目の誕生

同じ産院仲間の友達が第2子を無事出産したという連絡を受け、遠路はるばる?錦糸町までお見舞いに行ってきました。
1月に会った時には「これでみんなで会うのは最後かもね」なんて言っていかなら2ヶ月弱で再会です。

病院は当然というか、みんな勝手知ったる自分たちが通っていたところ。でも病棟に行くのは娘を産んで退院して以来なのですごく懐かしかったですね。
予定日より少し早めに生まれた赤ちゃんは2600gくらいでした。
「こんなに軽かったんだね~」と久しぶりに抱く新生児になんだかこわごわしながら懐かしい感触を味わいました。

それから病棟のデイルームで持ってきたお菓子でお茶をして、嵐が来ないうちに早めに解散しました(病院を出たらまだ雨は降らないでいたけど、突風が吹き始めていた)。娘は電車に乗る時間が長いせいか行きも帰りも寝てしまい、重さをズシッと感じました。家に到着するなり暴風雨の開始。いったい何でこんな日に外出したんでしょうねえ。

そういえば、この前乳腺外科の主治医K先生に聞かれたんですよね。
「2人目はどうするの?産むならさっさと産んじゃう?」
先生の話では、再発を疑わせるような異常所見がないかぎりは乳がんの治療後に何人出産しても医学的に問題はないと言います。事実2人、3人とお子さんをもうけた方もいらっしゃいます。
夫も医学的に可能なら子供は2人という願望はあるようです。最近友人たちが「そろそろ2人目はどうする?」と考えていることもあるでしょう。私も友人たちとの間でその話題になることもあるし、同病の仲間から聞かれたこともあります。

だけど私にはまだ2人目というのはイメージがわきません。
2人産んだら働けなくなるとかそういうのでもなく、今は自分の健康に気をつけて今いる娘との時間を大切にしたいという気持ちが強いからです。2人産んでも身体の状態は変わらないかもしれないけど、子供がいない時と今とでは微妙に違う「守備モード」に入っているというか…多分私の中で十分に気持ちが固まらないと難しいと思います。
また現実問題として、娘を妊娠中に子宮頸管無力症で子宮口を縛り入院していたので、次回妊娠しても入院は免れないでしょう。そうなった時に娘が身の周りのことをある程度自分でできるようになっていた方がよいと思われます。私自身が妹と6歳差があることから、兄弟の年の差が近いほうがいいというこだわりもないんですよね。

そんなわけで先日の診察の時にK先生にはこう伝えました。
「術後10年という大きな節目を迎えた時に2人目のことは考えたいんです。病気で子供を持つことを一度は諦めていながらも今は娘が1人います。もう少し娘との時間を大切にしてから、身体にムリがないように考えたいです。術後10年経った時にまだ37歳ですから遅すぎることはないでしょう。子宮頸管無力症のこともありますから」
先生も「そうねえ。37歳なら遅すぎるってわけでもないわね」とおっしゃっていました。

でも、私の身の回りで2人目を出産した人は、こう言う人が多いんです。
「1人目のときは楽だったのにね~2人目の方がつわりがひどかったのよ」
・・・もしかして私を躊躇させるのはこの言葉かもしれない、と思うときもあります。
こればっかりはその時にならない限り分からないのですけどね。