ケインくんのこと

フジテレビで毎日夕方にやっている「スーパーニュース」で「ケインくん」のことを紹介していました。
（この特集は関東地区でしかオンエアになっていないのですが）

川崎に住む８歳の少年、ケインくんは「ロスモンドトムソン症候群」という世界にも200例くらいしか症例が報告されていない難病と闘う小学生です。
２歳まで生きるのも難しいといわれたそうです。皮膚と骨が弱く、目も病気のために白内障になってしまい、また免疫力が通常よりずっと低いので感染を避けなければなりません。
今も「いつ何があるか分からない」という綱渡りの毎日なのですが、ケイン君は学校生活を楽しみ、家ではお兄ちゃんたちとゲームをしたり、お父さんにクリスマス会の招待状を作ったりと精一杯楽しく毎日を生きています。その中にはお母さんを始め家族とのしっかりしたきずなができているのです。
８歳でありながらその半分くらいの大きさしかないケインくんの１つ１つの頑張りや、「この番組に出ることによって１人でも多くの人にこの病気のことを知ってもらいたい」というしっかりとしたケイン君の意思に、私はテレビの前にくぎ付けになってしまいました。
ケイン君をしっかりとやさしく見守るお母さんや、月に１度のお参りを欠かさないお父さん、ケイン君と一緒に育つ中で自然と相手に対する思いやりをもてるようになったお兄ちゃんたち－みんなの暖かさが自然にあふれている家族に、心があつくなりました。病気と闘うのが自分自身ではなく、我が子だからこそ、祈りや願いをこめずにはいられないだろうと思うのです。
８歳のケイン君は、生まれつきの病気を「かわいそう」と言われるより「がんばってるね！」と言われたい。そんな彼のがんばりは、テレビを通して多くの人の心に届いたと思います。

日々病と闘っているひとに、これ以上「がんばれ」っていうのはもう十分がんばっているのだから、普段は言わないのだけど、もし街でケイン君に会うことがあったら、「これからもずっとがんばろうね」って言ってあげたいです。

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ケイン君のことを知ったのは、数日前の１通のメールでした。
私が東京にいた時によく通っていた児童館でご一緒していたママからでした。
ケインくんは、そのママの甥っ子くんだったのです。
児童館で一緒に遊んだＧくんは、いとこのケインお兄ちゃんからたくさんのメッセージをもらっているのでしょうね。

ケインくんのサイトはこちらです→http://www.t-make.com/kein.html