心に寄り添う

４月の検診が終わり、週末はクリニックのお茶会にＶＯＬの聴き合いの会と「病気と向き合う」イベントが続きました。
聴き合いの会のファシリテートは実に半年以上ぶりでした。
参加してくださった方々は初めての方ばかり、心の荷物を下ろして帰ってほしいから、スタッフとしてはやはりちょっと緊張します。
自分の中でファシリテートをする時にいちばん心がけているのは「心に寄り添うように」ということ。
日常生活、社会生活を営む上では「自分の心」だけを最優先に生活することってなかなかできませんし、まして「病気」のこととなると、同じ経験をしていない相手に求めるということは難しい（これは病気に限らないことだと思いますが）そういう中で折り合いをつけながら生活しているわけですが、ここはそういった折り合いとか日常社会生活の上での会話とかそういうものを捨てて「本音がいえる。みんな同じ体験をしているから（もちろん個人によって状態などいろんな差があるけど）安心して話ができる。気持ちをほぐしてリフレッシュして、また日常に戻っていける」場所になってほしいと思ってやっています。
マッサージやリフレ、アロマに酸素バーなどなど、ストレス社会には「心とカラダをリフレッシュ」するための場所がたくさんありますが、「聴きあいの会」も「心のリフレッシュ」ができる場の１つとして、病気の体験がある私だからこそ、私らしく関わっていきたいというライフワークにしていきたいと思っています。
その中では、昨年からのカウンセリングの実習で学んだエッセンスを思い出すことも多いのですが、カウンセリングで学んだことの実践と極力意識しないように、ただ「心に寄り添う」ファシリテーターでありたいな、と思います。
私自身もいろいろな方の体験や気持ちを聴くことは、発病当時の気持ちを思い出したり、またここ数年で大きく変わった治療方法についての情報を得たりなど、得るものが多く密度の濃い２時間です。

また季節が変わったら実施予定ですので、多くの方々に参加していただけるのを楽しみにしています。

なんだかエラそうに書いてますが、まだまだ未熟者のヒヨッコですよ。