As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

あんまりだ~

今日からゴールデンウィークですね。
でも私たちにとっては「ただの土曜日」です。今日は普通に授業日。明日も夫は部活です・・・
ちなみに今日は関東各地で突風と激しい雨が吹き荒れる日となったそうですが(!)我が家の周辺は雲行きこそ怪しくなったものの、雨は一滴も降りませんでした!
夫が帰宅して、道路がぬれていないものだからビックリしていましたよ。

さて、今日の昼間に娘がかかりつけている「耳鼻科」へ行きました。
娘の鼻がまたぐずぐずいってきたからです。
この鼻水というのが、カゼというよりはおおかたアレルギーからきているので、早めに鼻水用の薬を飲むことによって、炎症が喉に及んだり咳が出るのを防ぐのです。また、小さい子供は「鼻をかむ」ことがうまくできませんから、耳鼻科で「鼻水の吸引」をしてもらうことによって炎症の広がりや細菌感染を防げるし、中耳炎の予防にもなります。だからその耳鼻科も患者の多くは子供で、すごく混んでいるのです。

ましてその耳鼻科、来週の「平日」も休診でまるまる1週間お休みになってしまうので、私が診察券を出した時にはいつにない混雑でした。受付をした人の名前の一覧を見ても、あと10人以上は軽く待たされそうです。待合室のベンチは座るところも無く、キッズスペースも足の踏み場が無い。だから私は「ちょっと出ます」といって診察券を出した後にクリニックを出ました。このとき受付の担当者は一生懸命書き物をしていたらしくこっちのいうことは聞こえていなかったように思います。「もっと大きな声でハッキリ伝えればよかった」というのが第一のミスになるでしょうか。

そしてすぐそばにあるスーパーで買い物をすませましたが、もう「受付時間終了」になったのでクリニックへ戻りました。いなくなっていた時間は正味15分ほど。でも待合室の中はほとんど変わらずに人があふれかえっています。今度は何も言わずに中に入り、とりあえず娘がキッズスペースに走っていったのでジャンパーを脱がせたりしていました。「戻ってきたことを受付に告げなかった」というのが第二のミスになります。

それから40分は待ったことでしょう。周りは次々に呼ばれていくのにちっとも呼ばれる気配がありません。「うちは最後かしら?」と思っていると看護婦さんたちが出てきて待合室を片付け始めました。土曜日なのでお昼までで診療は終了、GWの休みに入ってしまうのです。

そして。

「あのう。申し訳ないんですが。外出されていましたよね?」
と看護婦さんが1人やってきました。受付にはいなかった人なので診察室にいたのでしょう。
「はい、そうですけど。でももう戻ってから40分は待っているのですが」
「あの、外出されている間に順番がきてしまってお呼びしたんです。そしたらいらっしゃらなかったので、受付されてないものとして処理させていただきました。先生はもうお帰りになりましたので、これで御引き取りください」

な、なんだって!!

「あの、こちらは確かに外出していましたが、あまりにも待ち人数が多いので少々出ていたのですよ。それに診察券も出してあるんですよ。たしかにこちらの張り紙に『待っている間に外出され、その間にお呼びしてしまった場合、待合室にいなかったら診察の順番を最後にさせていただきます』とは書いてありますが、『受付していないことになる』とは書いてありませんよ」
私には到底納得できないことでした。だってそう書いてあるんだもの。受付して診察してもらえないなんてことがあるでしょうか!

「大変申し訳ございません。今日は院長の他にも先生がいらしていたので診察の順番が思いのほか早く進んだのです。それに戻られた時に何もおっしゃらなかったので、受付はされてないものと・・・
「戻ったら言わなくちゃいけないなんて明記されてないですよ。それに診察券を出して受付リストに名前も書いてあるでしょう」
「でも、今日の午後は先生も他で検診があるので、もう出られましたから」

あっけに取られて何もいえませんでした。
確かに私はミスを犯しました。戻ってきた時に受付に告げなかったこと。でも「受付に告げなかったら診察はできません」とは書いてありませんでした。だいたい受付に診察券は出されているのだから、張り紙に書いたように「最後に順番を回す」でいいのではないでしょうか?そもそもいつまで経っても待合室にいつづける私たちを見ても何も気づかなかったのでしょうか?この耳鼻科、規模はいたって普通の「開業医の診療所」の大きさです。

「だったら何ですか?先生が次の検診に間に合わないって言いますけど、受付に一言言ったら先生は遅れてでも診てくれたのですか?そもそも来週はずっと休診ですよね。この連休のために診てもらおうと思ってきているんですよ」
私はかなり大人気ないと思いつつも、かなり抗議してしまいました。
すると看護婦さんは
「お薬だけでも処方できますから」と慌てて言うので「だったらそれくらいくださいよ」と言うと
先生がもういないのに、処方箋をコピーしてそれに先生のハンコを押して持って来ました。

ちなみに、この日の診察で、全く同様の理由で娘の他にも2人のお子さんが診察を受けることができませんでした。「あまりに混んでいるので診察券を出した後外出したら、受付されていると認識してもらえなかった」からです。
ほかの2人は、診察を受けられないと告げると「薬はあるんです。吸引してほしかったんです」と言いながら出て行きました。

待合室にいる患者が「混んでいるから」と外出する。大学病院みたいに何時間も待つところでもやっている人は多いかと思います。私も「あと2時間待ち」なんて言われて売店に雑誌買いに行って戻ってくることはあります。もちろん「あとどれくらいの待ち時間か」の見通しがあまかったのはこちらのミスであり反省点ですが、「申告しなかったから診察はダメ」と何十分も待った挙句に言われるのでは大変気分のいいものではありませんでした。ましてはそういう内容のことは張り紙には書かれていないので(呼んでもいなかったら「順番を最後にしますよ」ということだけです)ましては複数の子供が連休を前に診察してもらえなかった事実、軽く済ませないで欲しいものです。

そして私ももちろん、教訓を得ました。「待合室から出るときにはどんなに短時間でも、必ず受付に告げる」ことを。

そして処方箋だけもらって薬局に行きましたが、看護婦さんが適当に打ち出した処方箋だから、鼻の薬が必要なのに喉の薬の成分も入っていました。薬剤師さんに話すと「いくら受付に戻りをつげなかったからって、そんなに待っているのに診察してもらえないなんて・・・」と言いながら、普段だったら処方された成分全てを「1本のボトル」に詰めたシロップを調剤するところを、鼻の成分と喉の成分に分けて処方してくださり、体調に合わせて飲んでね、といってくださりました。この薬剤師さんの配慮でだいぶ気持ちが救われました。
そして午後は買い物にいきたかったけど、天気も怪しいし、娘もぐずっているのでやめました。

はぁ、さえない連休のスタートでした。