眉山
今日の雨はすごかったですね・・・というわけで、先日見た映画より。
-14歳の時、阿波踊りを一心に踊りつづける母が涙を流しているのを見た-
東京の旅行代理店に勤める咲子は、故郷徳島から母が入院したという知らせを受け、故郷に戻ります。
神田のお竜と言われた母は、病院でもチャキチャキの江戸っ子ぶりを発揮、圧倒的な存在感を示しています。
神田のお竜と言われた母は、病院でもチャキチャキの江戸っ子ぶりを発揮、圧倒的な存在感を示しています。
咲子は父のことを知りません。母一人子一人で育ってきましたが、決して母が父のことを語ることはありませんでした。そして、なんでも自分ひとりで決断してしまう母(それまでやっていたお店を閉めてケアハウスに入るときも、病院に入院した時も、母からの連絡はなく全て周りの人が知らせてくれた)に対して、素直に受け入れられない気持ち、葛藤を抱いていました。
その母の病名は・・・末期がん。残された時間は限りがある。
「東京タワー」もそうでしたが、ここでは娘が母を思う気持ち、母が娘を思う気持ち・・・それはすれ違いばかりということもあるけど、無償のもの。見返り、利害など一切ない、純粋に相手を思う気持ち。
深夜まで明るさと喧騒が取り巻く東京、故郷徳島には何か懐かしい、忘れてきたようなものが残っている。病院のシーンを見ながら、愛媛の総合病院の外科待合室に座っていた時の気持ちを思い出しました。
追伸;なぜ、私がたびたび映画を見ているのか- それは今娘をお願いしている保育園のシステムにあります。 こちらの保育園の一時預かりは「1日単位」なのです。朝登園して、遊んで、お昼を食べて、お昼寝して、おやつをたべて、遊んで、夕方にお迎え。 なので、親の用事が早めに終わってしまった場合など、お迎えまで時間ができるわけです。 以前の私なら、一人で映画館に入る勇気はなかったのですが・・・ここ数回はそうやって、用事が済んだ後、お迎えまでに時間がある時には「ぴあ」を片手に映画情報をチェックしているというわけ♪ 平日の昼間って、一人でじっくり映画鑑賞している人も館内ではよく目にしますよ。