As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

地味だけど・・・美味しい

イメージ 1

イメージ 2

そういえば、2週連チャンになってしまった「ベターホームの和菓子の会、6月」のことをまだ書いていませんでした。

6月のテーマは「梅雨の涼」 笹の露と茶通を作りました。


「笹の露」は3色の餡玉をぷるんとした葛で包んでさらに笹の葉で包んだ、見た目に涼やかなお菓子です。餡はふつうのこしあんに、抹茶あんと黄身あん。くず粉と砂糖を混ぜて火にかけ、透明になったところで手早くあんを包み、強火で蒸します。蒸しあがると葛は透明になり、これを冷ましてから笹の葉を丸めた中に入れるのです。
あん玉を包む葛は、相当柔らかいものです。「でんぷん糊」みたいな柔らかさのもので包むのですが、手にどんどんベタベタとくっついてしまうのです。出来上がったお菓子もちょっとでこぼこしてしまいました。ちょっと難易度が高いかな。

それから、もう1つの「茶通」ですが、私もこの講座に出るまでは「見たことはあるけど食べたことはない」お菓子でした。ごまの香りのきいたあんを抹茶の混ざった小麦粉ベースの記事で包んで焼き色がつくまでフライパンで焼いた半生菓子です。
このお菓子、明治時代のころ出現したそうですが、なぜ「茶通」というのか由来はよく分からないのだそうです。おまんじゅうに比べると日持ちのする半生菓子として、お茶うけのお菓子としてよく食べられているようです。
スーパーの和菓子コーナーでは、みたらしだんごや大福とならぶ地味な存在です。
これからの季節はわらびもちなどの涼菓が占めるスペースが多くなりますが、ちょっと目を凝らして探してみると、ひっそりと置かれているかもしれません。でも、シンプルだけど甘すぎずに美味しいです。
新茶と一緒に召し上がれ。