夜間緊急外来
実は・・・さっき夜間救急から帰ってきたところです。
夜8時過ぎて娘が突然の腹痛。
これまでになく「痛い」「痛い」と泣き喚く姿にさすがに動揺しました。
幸い最寄駅の近くには、総合病院があり小児科は24時間救急を行っています(前住んでいた場所にもすぐ近くに総合病院・小児科24時間体制がありましたが、このご時世に本当にありがたいことです)。ついでに言えば最近どんどん減っている分娩できる産科病棟もあり、NICUもあります。もちろん外科では乳腺外科医による乳がんの治療も行っています。
これまでになく「痛い」「痛い」と泣き喚く姿にさすがに動揺しました。
幸い最寄駅の近くには、総合病院があり小児科は24時間救急を行っています(前住んでいた場所にもすぐ近くに総合病院・小児科24時間体制がありましたが、このご時世に本当にありがたいことです)。ついでに言えば最近どんどん減っている分娩できる産科病棟もあり、NICUもあります。もちろん外科では乳腺外科医による乳がんの治療も行っています。
触診して、レントゲンまで撮って・・・下された診断名は、
でした。
浣腸にかなり苦闘しましたが(たぶん本人にとっては腹痛よりも浣腸の処置の方がよほど大変だったように思う)、無事に中身が全て出たのであっけなく腹痛はおさまり、帰ってきて眠りにつきました。
便秘で救急車で運びこまれる患者さんも実は少なくないそうです。
また、毎日出ているからといって詰まらないとも限らないそうです。
また、毎日出ているからといって詰まらないとも限らないそうです。
先生がおっしゃるには、小児の腹痛の場合、
・カゼ、細菌感染による胃腸炎(主として冬場にはやる。ノロやロタウィルスだけが原因ではない。私も胃腸炎による激痛に苦しんだことは過去に数回経験アリ) ・腸重積(乳幼児に多く発生する病気で、腸が腸の中に潜り込み、腸が畳み込まれたように二重の状態になる病気。腸閉塞のような状態になる。腹痛の他血便が出たり嘔吐するなどの症状もある) ・今回のように単に腸に便が詰まって出ない状態。
などが考えられるといいます。この場合「腸重積」について鑑別するためにも便の状態の観察が必要になるそうです。腸重積ではなく、熱もなく感染症が疑われない場合には便が出れば解決するそうです。
また、これらの腹痛の場合には「波がある。間歇的に痛みが来る」のが一般的ですが、虫垂炎(盲腸)の場合には痛みがずーっと持続的にあるのだそうです。もっとも幼児で虫垂炎というのは症例が少ないです。
また、これらの腹痛の場合には「波がある。間歇的に痛みが来る」のが一般的ですが、虫垂炎(盲腸)の場合には痛みがずーっと持続的にあるのだそうです。もっとも幼児で虫垂炎というのは症例が少ないです。
しかし浣腸1回目はすぐに薬が外に出てしまい、便は少ししか出ませんでした。
終わっても娘はお腹が痛いといっています。でもウンチはもう出ない、と。
トイレに様子を見に来た看護師さんは、便器の中をチェックすると水を流してしまいました。
終わっても娘はお腹が痛いといっています。でもウンチはもう出ない、と。
トイレに様子を見に来た看護師さんは、便器の中をチェックすると水を流してしまいました。
看護師さん、血便はありませんでしたと慌てて言っていました。
そして、浣腸2回目。
今度は看護師さんが薬を入れたあとかなり長いことお尻を押さえていました。薬がよく腸内に回るようにと。娘にとってはもっとも苦痛な時間でした。
今度は看護師さんが薬を入れたあとかなり長いことお尻を押さえていました。薬がよく腸内に回るようにと。娘にとってはもっとも苦痛な時間でした。
でもうんとも寸とも出る気配がないので、レントゲン室へ行って腹部のエックス線を撮りました。
生まれてはじめてのレントゲン撮影です。
生まれてはじめてのレントゲン撮影です。
出来上がったフィルムを外来に渡すと、今度こそトイレに行くと娘が騒ぎ出しました。
以下は・・・食事中の方にはごめんなさいの記述です。
トイレは大人サイズの便座ですので、私が娘の身体を支えている間に夫が看護師さんを呼びに行きました。血便がないかどうかのチェックをしてもらうためです。
以下は・・・食事中の方にはごめんなさいの記述です。
トイレは大人サイズの便座ですので、私が娘の身体を支えている間に夫が看護師さんを呼びに行きました。血便がないかどうかのチェックをしてもらうためです。
が、しかし。
「へ?私は何もしてませんよ。このトイレ自動的に水は流れないでしょ?」
水音が響き渡ると同時に先生と看護師さんが駆け込んできました。
「え?流れちゃったの?」
「え?流れちゃったの?」
でも、レントゲン写真には腸にたまっていたウ○コが写っていて、おそらくそれが出たのだろうということで、以上をもって帰宅となりました。
帰りの車の中で娘はもうお腹が痛いとはいいませんでした。そして帰るとすぐに布団で寝てしまいました。
夫はボタンを踏んでしまったことを、それは悔しがってましたよ。