As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

術後7年検診

8月最後の通院先は乳腺外科クリニック。

家を出ようとして
「診察券と保険証を忘れた」
ということに慌てて気がつきました。
(普段、診察ではない用事でクリニックに出没しているので、うっかり診察だということを忘れてました)

8月は手術を受けた月なので節目の検査となります。

年に1度のマンモグラフィー、肺のレントゲン、そしていつものように乳腺のエコーと採血です。

手術後最初の大きな節目は「術後1年」でしょう。
その後は3年、5年、7年、10年といったところでしょうか。乳がんは術後10年のフォローアップが必要な病気ですが、節目を乗り越えるごとに気持ちが楽になっていくように思います。
もっとも10年が過ぎても「一病息災」で主治医とのお付き合いは続くことでしょうけど。

さて、今日の待合室はいつになく混んでいました。
マンモグラフィーの技師さんがいらっしゃる曜日は、乳がん患者さんだけではなく「乳がん検診」でいらっしゃる方が多いのです。私よりも若く見える方が多くいらっしゃっていました。私が7年前に手術を受けた当時、27歳の患者はダントツ若い年齢でしたが、今では私より年下の後輩患者さんがどんどん増えているのです。だから検診は大切です。自覚症状がなく検診を希望される方の予約はいつもいっぱいで、数ヶ月は待たされるそうですが、乳がん検診は乳腺専門の外科で受けていただくのが安心ですよ。もちろんしこりなどの自覚症状がある時は即乳腺外科へ!(始めの主治医が呼吸器外科医だった患者より)

マンモグラフィー、1年ぶりでしたが痛さは健在です。これでもかというほどつぶしますから。撮影の時は息止めてくださいって言われますが、痛みで勝手に息止まりますよ。私などもう慣れっこですが、初めて検診であれを受ける方にとっては苦痛も大きいだろうと思います。

さて、診察室では4ヶ月ぶりにお会いするK先生がにこにこと待っていらっしゃいました。
肺のレントゲンとマンモグラフィーは異常なし、乳腺のエコーも無事に終わったので、後は採血の結果を待つだけです(これは9月に入ってから電話で結果を聞きます)
再建した乳房の話や、6月に旅立たれたKさんの話題などにもなりましたが、診察の助手をされている方の「お子さんは保育園に通ってらっしゃるの?」を皮切りに。

「今日は一時預かりで保育園ですけど、来年からはもう入園する幼稚園が決まってます。何しろ夫の卒園した幼稚園がありますから、選択の余地がないんですよ」

するとK先生は笑って

「だんなさんと同じ幼稚園なんて、おじいちゃんが出てきちゃいそうじゃないの!」


「運動会とか妙に張り切っちゃいそうよね。愛媛からしょっちゅう出てくるんじゃないの?」

「さあ、どうでしょうか?幼稚園に関してはおじいちゃんというよりおばあちゃんの管轄ですね」
と私は答えました。乳腺外科も、再建の形成外科も、私が診察を受けるのに「おじいちゃん=愛媛の義父、形成外科医」というのは切っても切り離せないキーワードなのです。

「これで手術から7年が経ちました」
「そうですね。特にあなたの場合には、途中に妊娠、出産を経ての7年無事な経過、貴重ですね」
主治医の言葉にはずっしりと重みがあります。

そして、次回の診察は12月に乳腺のエコーをすることにしました。
術後7年も経つと、乳腺外科の診察は年に1度程度になる人も多いかと思いますが、私はやっぱりこまめに診ていただければそれで安心です。

あとは血液検査の結果もオッケーであることを願って。
で、次の診察までの間も私はお茶会だ何だと言ってはクリニックに出没するかと思います。

診察が終わったので、新橋にあるゆうなさんのイタリア料理のお店に行ってパスタランチを食べてきました。ここのパスタ、マスターのソースはホントに美味しいんです。ランチは気軽なお値段でドルチェもついてお腹いっぱいになるので、お近くに行く機会があればぜひどうぞ♪(お店の場所が知りたい方は私までどうぞ)