これ、なーんだ?
これは、「ショウジョウバエを飼っているビン」です。
夫が学校からメンテナンスのために持ってきたものです。 (後ろにワインラックが写っていることは、無視してください)
ショウジョウバエは台所で飛んでいたりする「小バエ」のことですが、「遺伝の実験」には欠くことのできない生物です。高校の生物の教科書を見ると、ショウジョウバエの目の色や羽の形などの遺伝実験が出ています。
私も夫も大学時代の専攻は「遺伝学」で、このショウジョウバエの入ったビンを100本近くは自分のハエとして管理しながら実験をしていましたので(そうなんです。私の若かりしころは常にショウジョウバエとともにあったのです)夫は教員になってからも「ショウジョウバエの遺伝実験」は教科書だけで終わらせずに実際に行っています。
私も夫も大学時代の専攻は「遺伝学」で、このショウジョウバエの入ったビンを100本近くは自分のハエとして管理しながら実験をしていましたので(そうなんです。私の若かりしころは常にショウジョウバエとともにあったのです)夫は教員になってからも「ショウジョウバエの遺伝実験」は教科書だけで終わらせずに実際に行っています。
で、交配実験(ある形質のハエと別の形質のハエを掛け合わせてどんな形質の子孫がでてくるのか調べる)を行うに当たってはいろいろと準備もあります。
文字通り、バージン=処女雌ということですが。
ショウジョウバエの雌は、羽化してから1日は交尾をしないという性質があります。そして、一度交尾をするともうしなくなってしまうのです。
そこで、遺伝の交配実験に際しては、正確な結果を得るために、あらかじめ未交尾の雌だけを集めておきます。このときウッカリオスが混ざってしまうと・・・結果が得られなくなります。
生徒たちが取り組む実験に用いるには、結構な数の未交尾雌が必要になるので、毎日、毎日、地道に「羽化したばかりの雌のハエ」を集めて別のビンに入れるという作業をしなくてはならないのです。
・・・子孫を増やすということに関しては、ショウジョウバエの世界であっても、雌の方に多くの負荷がかかるのだろうか?と思います。
ショウジョウバエの雌は、羽化してから1日は交尾をしないという性質があります。そして、一度交尾をするともうしなくなってしまうのです。
そこで、遺伝の交配実験に際しては、正確な結果を得るために、あらかじめ未交尾の雌だけを集めておきます。このときウッカリオスが混ざってしまうと・・・結果が得られなくなります。
生徒たちが取り組む実験に用いるには、結構な数の未交尾雌が必要になるので、毎日、毎日、地道に「羽化したばかりの雌のハエ」を集めて別のビンに入れるという作業をしなくてはならないのです。
・・・子孫を増やすということに関しては、ショウジョウバエの世界であっても、雌の方に多くの負荷がかかるのだろうか?と思います。
さて、昨日のバージン取りは無事に終わってショウジョウバエのビンは再び車に乗って学校へと戻っていきました。