As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

鴨せいろ

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今日は「ベターホームのめんを打つ会」でした。
先月は幼稚園の出願日と重なったために振り替えクラスでの受講だったので、今月から本来申し込んでいたクラスでのスタートです。

・・・行ってみると、クラスの半分以上が「定年退職後のおじさま達」でした。

(私と同年代の女性を探すのが大変でした)

それだけ「そば打ち」「うどん打ち」というのは「男のロマン」をかきたてるのでしょうか?

私が実習をご一緒するメンバーはみんな私の母世代のおばさま達、比較的若い年代の女性は各グループにバラけて入っていました(平日午前のクラスは夜や土日クラスに比べたら年配の受講生が多いですが、ここまで熟年率の高いクラスは初めてです)。

今日のメニューは「鴨せいろ」と「そばぜんざい」でした。

年末ですからね、年越しそばに向けてそば打ちにチャレンジです。
今日のそばは蕎麦粉70%小麦粉30%の割合で作りました。初心者ですから小麦粉が入っていた方がやりやすいですが、それでも先月のうどんとはまた違った「そばのこね方」でした。

麺類はパンの生地とは違い「はじめに水分をまんべんなく行き渡らせる」ことが大切です。パンのように水分を加えたらすぐにまとめてこねるのではなく、指でかき回し、すりすりポロポロと粉をほぐしていきます。まんべんなくポロポロしたらやっと1つにまとめてこねるのですが、パンみたいに転がしたり引っ張ったり叩きつけたりしません。体重をぐっとかけて押します。それから空気を抜くのです。ついついパンみたいにこねてしまい、先生に注意を受けます。

それからそばつゆを作り、合鴨やネギを焼きます。鴨がネギをしょってるという言葉通りに香ばしいにおいでいっぱいになります。

さて、一度ねかせたそば生地をいよいよ伸ばして切っていきます。うどんみたいに太いのはダメですが、どうしてもうどんサイズの太さのものが出てきてしまう…!加えて小麦粉の少ないそば生地は切れやすいのです。なんとか切って茹でるまでいきましたが、茹でて水にさらしているうちに蕎麦はどんどん切れてしまいました。強い水流だけでも切れるのです。茹で上がってせいろに乗せた蕎麦はショートパスタみたいでした(トホホ…これじゃあ十割蕎麦の時はどうなっちゃうんだろう)

熱い合鴨のつけ汁とともにいただきましたが、やはり打ちたての蕎麦は「蕎麦粉」の味を感じました。合鴨もジューシーで美味しいです。

また、サイドメニューのそばぜんざいは、蕎麦粉を水で練って茹でた「そばがき」につぶあんを添えた素朴な味でした。
ぜひ手打ち蕎麦で年越しを、と先生はおっしゃいましたが、まだまだ私の技術では「細く長く」とはいかないようです。