As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

年末年始の映画鑑賞

年末年始に見た映画(テレビおよびDVD鑑賞)の感想です。

★大奥(監督;林徹 出演;仲間由紀恵、西島秀隆、井川遥、他)

フジの人気テレビドラマシリーズ「大奥」の完結編ともいえる映画版。これまで江戸幕府さまざまな時代の大奥が舞台になってきたけど、今回は7代将軍家継の時代です。仲間由紀恵演じる大奥総取締役絵島と人気歌舞伎役者生島新五郎のスキャンダル「絵島生島事件」と先代将軍の正室天英院と側室月光院(家継生母)の対立を絡めた悲劇にしています。

大奥といえば女性のドロドロした世界だけど、今回は2時間余にギュッと凝縮してしまってました。もっと長い方が大奥のコワさは伝わるのですが…高島礼子さん、松下由樹さん、中山忍さんなどこれまで出演した女優陣の演技もすごいけど、絵島の仲間由紀恵さんよくがんばりましたという感じです。杉田かおるさんも迫力あったなぁ。

将軍が大奥に行き来する「御鈴廊下」に控える大奥女中たちは全国各地のフジ系放送局のアナウンサーたち。大奥の女性たちのきらびやかな衣装には圧倒されます。そして大奥ただ1人の男性「上様」にも注目が集まりますが、いかんせん今回の上様はお子様。変わりにミッチーが怪しい魅力を振りまいていました。

時空を越えて大奥に現れるのは「美味でございます~」の大奥アミーゴス。健在ぶりにほっとしたのでありました。


★ALWAYSー3丁目の夕日(監督;山崎貴 出演;吉岡秀隆小雪、薬師丸ひろこ、他)

今映画館でやってるのは「続・3丁目の夕日」です。
東京タワーが建設された昭和33年の東京下町。私は昭和48年生まれだけど、どこか懐かしい昭和をたっぷり感じました。人情あふれる「こんな時代があったなぁ」としみじみと思えるエピソードの数々。東京タワーが徐々にできていく背景が見事にマッチして、VFX影技術に感動です。
最後どうやって話をまとめるのかなと思っていたけど、淡々と、ちょっとウルウルとでも夕日が完成した東京タワーにキラキラ跳ね返るような爽やかな終わり方でした。機会があったら続編は映画館で見たいです。

★武士の一分(監督;山田洋次 出演;木村拓哉檀れい、他)

「キムタク」らしくないキムタクの演技を見ました。キムタクって、こんな役もできるのね、といった感じです。
派手な合戦があるわけではないし、淡々と話が進むのですが、「武士の一分」のために果たし合いを挑むシーンはハイライトであり息を飲みます。年末にテレビ放送されましたが、かなり視聴率が高かったようですね。